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『桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE』 [☆☆]

・初心を忘れずに、しかしちがう自分に変わりながら、ずっとずっとがんばらなくちゃ。

・学生のころはおんなじような感じだったのになぁ。なんだか自分だけ大人になりそこなったようで微妙だ……。

・自分の「プレゼン能力の欠如」についてあれこれ思い悩みました。どうして誰もわたしの口車に乗らないのかな……。

・原稿書きながら、自分の中に素養のないものは、台詞としても思いつけないものだなぁとか考えていた今日この頃なので、自分以外の人が発したかっちょいいフレーズというものに最近、やたらときゅ~んと痺れがちです。

・そういえば自分は最近、死ぬのがこわくなってきたなぁと思いました。お仕事が順調だからかな。それともそういうふうに、ようやく、ちょっとずつ、いまさらだけど、大人になっていっているのかなぁ。

・そこにキラキラしたお祭感と妙な疎外感を同時に感じるのも、くせになっています。

・俺らは確かにすごく不安定だけど、もしかしたら、そのぶんちょっとだけ自由なのかもしれない。

・人は、いろんな理由で怒る。ときどき、その人にしかわからない理由で怒ったりもする。

・もう少しましな大人になることかなぁ、などと考えてみました。あと、男の人を一人幸せにしたいものだなぁ。

・ふたりだとさびしくないけど、でも、ふたりってつくづく危険。

・人間の急所の一つに右わき腹があります。ここにあるレバーに強い衝撃を受けると、ギシッときしむような感覚が走り、しばらく呼吸ができなくなります。で、ばったり倒れると。

・この会議は、気づかないうちに生活習慣病みたいに人生習慣病になっているとこを、ほかの人に指摘してもらってひっくり返す的な、有意義なんだか無意味なんだかいまだによくわからない、不定期の(ひまなときの)謎会議です。

・サンボマスターの歌詞が青いのは、郵便ポストが赤いのと同じぐらい自明の理。

・男など。列車たちの足元にもおよばぬ。滅びてしまうがよいのだ。

・「ガイナックス」命名の理由が鳥取語で"Gaina"だということをいまさら知る。「スゴイ!」「デカイ!」「大規模!」みたいな意味です、と翻訳してみる。

・恋が謎を解くミステリーなら、愛は姿の見えぬホラー。そしてそれに傷つく我らを支えるのが友情というファンタジーなのではにゃいかね、君。

・情熱がなきゃ、朝が来ても起きられない……。

・みんなわかってるけどまだ名前がないものをみつけては、みつけては、名づけていくお仕事。



桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE

桜庭一樹日記 BLACK AND WHITE

  • 作者: 桜庭 一樹
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2006/03/11
  • メディア: 単行本



タグ:桜庭一樹
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