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『女の子が幸せになる子育て 未来を生き抜く力を与えたい』 [☆☆]

・子供は知らず識らず、「人と自分を比べて自信をなくしている」ことがあるからです。そんなとき、誰かが自分を見ていてくれて、小さなことでも褒めてくれることで、自信を持てるようになります。

・親が、「片付けなさい」と言っても、なかなか言うことを聞いてくれないのではないでしょうか。そんなとき、「きれいになった部屋で何がしたい? 友だちが呼べるようになるね」など、片付いた後のイメージが頭に浮かぶような言葉を掛けてみてはどうでしょう。

・自立した子供に育てるためには、折りに触れ、「選択」させてあげるといいのではないでしょうか。子供にとって、「自分で選ぶ」体験はうれしく誇らしいものです。

・勉強するときは、時間で区切るのではなく、量で区切るほうが集中します。

・読んだだけでは頭に入らないけど、手や体を動かすことで、頭に入る。

・ルールとは、複数の人が集まる場で、互いが信頼し、安心して楽しく過ごす「自由」を得るための道具ともいえる。

・国や地域によって、リーガル(法)・モラル(道徳)・レリジャス(宗教)という三つの規範意識に強弱がある。

・リーガルコード社会では、ルールが社会の中心。従って、ルールが誰に対しても同じように適用される。泣こうが謝ろうが酌量はされない。

・モラルコード社会では、人間関係が社会の中心。親や本人が心から謝り、二度とこんなことはしないと誓うなどすれば許されることがある。

・レリジャスコード社会では、家族の名を汚すと親から叱られ、「こんなことをすると最後の審判の日まで待たずに裁かれます」とか、「あなたやあなたの愛する家族に(神様の罰として)不幸なことが起きますよ」と言って脅かされることが多い。

・「ニュースになるのは氷山の一角。命にかかわるケースだけ」という事実。

・「三脱の教え」とは、初対面の人には年齢、職業、地位などを聞かないという教え。先入観で人を判断しないための戒め。

・「あなたのために言うけど、○○しないで」との言い方には反発していた子供も、「私のために、○○しないで」と言われれば、「それならば仕方がない」と受け入れる気持ちになるでしょう。

・話を聞きながら、「どう反論しようか」「どうアドバイスをしようか」など、自分の心の中で自分と会話をしない。

・子供は、大人からアドバイスをされたり、指示されたりすると、かえってやる気をなくしてしまうことがあります。まして、そのタイミングが、本人自身、「やらなくては」と腰を上げようとした瞬間に重なってしまうと、ますます、やる気はそがれてしまいます。

・自分が話していた時間と相手が話していた時間のどちらが長かったでしょう? 話すのに夢中で、相手の話はあまり聞いていなかったということはありませんか?

・自分は悪気なく使っているつもりでも、相手を傷つけてしまう言葉があると知っていることが大切です。

・大人同士の悪口は、結局は、互いの権威をつぶしてしまうのです。

・人の話し方は、大きく二つのパターンに分けることができるといいます。「ああして、こうして……」と、プロセス(過程)を話したがる人と、結果や結論を重視して話す人です。

・人のコミュニケーションのパターンは、「聴覚タイプ」「視覚タイプ」「体感覚タイプ」に分類できる。

・聴覚タイプは、言葉を頭の中で文字情報として処理する人。「私はこう思います。なぜなら……」というように、論理的で理路整然とした話し方が特徴で、自分の会話を頭の中で確認しながら、うんうんと頷きながら話すことがあります。

・視覚タイプは、頭の中に映像が浮かび、物事をイメージとして捉える人。特徴は、話題が飛びやすいこと。頭の中で映像がパッと切り替わっているのでしょう。

・体感覚タイプは、身体の感覚で話す人。自分の感覚や感情をゆっくりと確かめるように話すため、ドーンとかワクワクなど擬声語や擬態語が多いのが特徴です。

・自分(親)の問題なのに子供の問題だと思い込んでいたり、逆に、子供の問題なのに自分の問題だと思い悩んだりすることはよくあるようです。

・一番「いい学校」はその子に「合う学校」。

・見れば分かる「事実」をそのまま指摘するときは注意が必要です。「事実」は逃げ場がないだけに心に刺さります。

・任せたのなら、後で文句を言わないで。

・忙しいからといって、「後で」を言い続けていると、気が付いたときは、家族の問題がタイムリミットになっていることがあります。

・夏の着物は暑くて当たり前です。大切なのは、自分が暑いとか寒いとかいうことではなく。あなたの姿を見た回りの人が、涼しそうと心地よく感じてくれること。着物のマナーは、相手への思いやりの気持ちで成り立っているのよ。

・ロンリネスとソリチュードは違う。ロンリネスが寂しさを内包する状態に対して、ソリチュードとは自らが選び取った一人の時間になる状態を意味する。

・子供に、「将来何になりたいの?」と聞くと、医師や教師、パイロットなど、限られた職業が挙がります。それは子供が、大人に接する機会が少ないからではないでしょうか。



女の子が幸せになる子育て

女の子が幸せになる子育て

  • 作者: 漆 紫穂子
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2008/11/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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