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『No.1理論』 [☆☆]

・悪い予感が生まれるたびに頭の中では、じつはマイナス方向のイメージトレーニングが行なわれています。「ダメだ」「できない」というイメージを、せっせと脳にインプットしているのですから、成功できるわけがありません。

・ツキがなければ、天才も努力家も成功できない。

・自宅の電話番号を記憶するのがイヤだという人はまずいません。「なぜこんなものを覚えなければならないんだ」とか、「面倒くさいな」という否定的な感情、マイナス思考が働かない。だから簡単に頭に入るのです。さらに、ことあるごとに反復されますから、絶対に忘れられなくなるのです。

・「会社を発展させよう」「売り上げを増やそう」と、抽象的なスローガンを口にするだけの会社は伸びません。方針と目標が明瞭に示されなければ、社員も能力を発揮しようがないのです。

・自動車や飛行機、冷蔵庫やストーブも、一番最初は「こんなものがあったらいいな」という形で、昔の人の前頭葉に宿った「思い」だった。

・一般に考えられるのと逆に、「東大に合格できる」と思うから、実力がつくのです。「どうせ無理だ」「私に東大は難しい」と考える高校生は、「私なら合格できる」と思える生徒ほどには、真剣に努力できない。

・「幸せな家庭を築こう」「私なら築ける」と思えない人が、円満で幸福な家庭をつくった例はないのです。

・「異性に好かれない」と自信喪失している男に、好感を抱く女性は絶対にいません。

・「したい」と「できる」では、脳の働きがまるで違ってきます。「したい」には、「できないかもしれない」というマイナス感情、マイナスイメージ、マイナス思考が必ずつきまとっています。一方、「できる」と思ったときは、感情もイメージも、また思考も、すべてがプラスに働きます。感情がプラスですから心がウキウキワクワクします。人間の脳は、ある意味、快感を得るための装置ですから、そのウキウキワクワク状態の源であるプラスイメージを実現するために、脳が全力で働きだすのです。

・スポーツの世界で1000番という数字は、成功とはほど遠いところにあるのです。しかし、ビジネスマンで1000番目に有能な人というのはテレビにも頻繁に出演します。1000番どころか3000番、5000番でも成功と見なされ、高く評価されています。

・異性を好きになったとき分泌されるのは、PEA(フェニルエチルアミン)系のホルモンであると考えられています。

・「夫婦の危機」は、PEAが効力を失う結婚四年目に訪れる。

・自分にないものを求めるのが人間です。プラス思考がこれだけもてはやされるのは、それだけプラス思考の人間が少ないということでしょう。圧倒的大多数はマイナス思考なのです。

・人間の性格は直らない。子供のころからの環境や遺伝が影響する性格は、容易に変わりません。そんなに優れた精神科医、心理学者でも、人の性格をどうこうすることは到底不可能なのです。

・成績の悪い子は、けっして頭が悪いのではありません。むしろ頭がよすぎて悪いテストや、悪い点数を取って叱られた体験が忘れられない。そのとき味わったマイナス感情を覚えているから、勉強に対してマイナス思考になり、勉強することが嫌いになって「できない子」になるのです。

・優秀な人間と、そうでない人間の違いは、頭の出来でも性格でもありません。ただウキウキワクワク状態で仕事しているかどうか、ただそれだけの違いなのです。

・夢が実現したところから、「あのとき、ああしたから成功できた」「あの辛さを頑張って乗り越えたから、今があるんだ」と、まるで過去を振り返るように、現在を見ているので、苦しい状況にもワクワクしながらぶつかっていけるのです。

・成功の地点から見れば、今、目の前にある失敗や苦しさ、努力も、単なるプロセスにすぎません。

・トップに立つ人間は神経が図太いと考えられがちですが、大きな誤解です。本当に有能なトップは、極めて繊細に心を働かせる人たちです。

・一流と二流の違いは、世間で思われているような努力の差ではなく、ツキの差です。

・大切なのは過去のデータではなく、それを変えてしまうほど強烈な今の「思い」です。

・一日に何十回も、何百回も否定的になりながら、そのことに気づいていないのが普通の人間です。そのたびに、人は「マイナスのイメージトレーニング」をしているのです。

・人間の脳は一ヵ所を凝視すると、自動的に集中する仕組みになっています。

・「仲のよくない夫婦」に、共通する特徴が一つあります。互いに正論ばかり言い合っているのです。正論ばかり言っているカップルは、絶対と言っていいほどうまくいきません。なぜかというと、正論ほど相手を傷つけるものはないからです。

・理屈は心を強ばらせるだけで、人の気持ちを開かせることはできません。

・相手の言葉にいきなり「BUT(しかし)」で返さない。まずは「YES(そうだね)」と、いったん相手を承認する。それだけで、二人の関係はガラリと変わってくるはずです。

・人間が自分から行動するのは、「何かに心を動かされたとき」だけです。

・責任には二つの種類がある。一つは「作業に対する責任」で、もう一つは「結果に対する責任」です。

・人間は、「自分のため」にはなかなか発揮できない力も、「誰かのため」なら平気で発揮できてしまう不思議な動物なのです。

・「自分」のためでなく、「自分の成功を喜んでくれる人」のために頑張るから、とてつもないパワーが出てくるのです。

・「感謝」は、究極のプラス思考なのです。

・そのプログラムでは、「タバコはガンの原因になる」とか「我慢しなさい」とは一言も言いません。逆に禁煙のメリットを考え、タバコなしで生きることがいかにすばらしいかをイメージするのです。同時に、「自分はタバコを吸いたいわけではない」「吸っているのは一種の中毒症状で、じつはイヤイヤ吸っているのだ」「タバコなんか好きではないのだ」と、自己暗示をかけます。この禁煙プログラムが成功している理由は、言うまでもなく徹底的なプラス思考で禁煙を行なうからです。

・高めのボールを打たないようにしようと思うと、かえって高めのボールに手が出ます。低めのボールを打とうと思わなければいけません。つまり、「高めのボールは打たない」と自分に言い聞かせると、頭には「高めのボール」がイメージされてしまうのです。

・一本の縄でも使い方によっては、溺れた人間を救う命綱にもなるし、他人の首を絞める凶器にもなるように、それを使う目的が大切なのです。

・一般の人が「とてもできない」と考えることを、「できる」と思ってしまう人たち──それが天才なのです。

・過去は失敗のデータの宝庫です。それに基づいて計算すれば、当然、マイナスの未来像が出てきます。

・「成功」は空想するな。イメージせよ。



No.1理論―「できる自分」「強気の自分」「幸せな自分」 (知的生きかた文庫)

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  • 作者: 西田 文郎
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 文庫



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