SSブログ

『使い分けるパソコン術』 [☆☆]

・iPadはパソコン的な使い方、言い換えれば能動的な使い方ができません。

・タブレットでは一般パソコン並みの能動的、創造的作業は無理です。受動的なビューアーとして割り切ったほうがいいので、画面が小さすぎると意味がありません。

・重いWindowsを動かすために高性能化してきたデスクトップPCも、軽いOSに乗り換えることで一気に超高速・高性能なマシンに生まれ変わります。

・スマートフォンの多機能性を「使い切る」必要はありません。「できる」と「する」は違うのです。

・Gmailのアドレスも表に出さず、別のアドレスからGmailに転送させて使うようにします。

・一般のケータイアドレスは、実際のアドレスがspam業者に知られてしまうとEメールアドレス以上にやっかいなので、本アドレス(xxx@docomo.ne.jpやxxx@ezwed.ne.jpといった、携帯電話会社のドメインを使ったアドレス)は極力人には教えず、「ドメインを使った表向きアドレス」→ケータイのアドレスという転送処理で運用したほうが安全です。

・世界には、自分の国・地域に割り当てられたドメインを世界中の人々や企業に開放して外貨獲得の手段としている国も多数あります。

・HTMLメール以上に迷惑なのはoutlookやMicrosoft Exchangeの独自形式であるwinmail.datです。よく空っぽのwinmail.datを添付ファイルとして送信している人がいますが、受信した人は、開けない謎の添付ファイルをどうすればいいのか分からず、貴重な時間を奪われることになります。

・インターネットは公共の道路です。交通ルールや運転技術を身につけないまま車を運転したら、他の人たちに大きな被害を与えるのと同じことで、電子メールも、基本的な仕組みやマナーを知ることは、利用者の義務です。

・外付けHDDはCR-RやDVD-Rディスクのように、単なる保存メディアとして考えればいいのです。500GBの外付けミニHDDは数千円で買えますが、500GBを4.7GBのDVDディスクで代替したら、ざっと100枚以上必要です。DVDディスクを100枚管理する面倒くささは半端ではありません。

・メインのWEBサイトはあまり更新しなくてもよい内容にしておき、頻繁に更新し、時間が経てば捨ててもいいような情報の発信にはブログを用います。

・ネットを使える人と使えない人との間に生じる「デジタル格差」ほどではないにしろ、SNSサービスを使っている人と使わない人の間には、今後、じわじわと「情報格差」が生じていくと思います。

・ツイッターは「情報源」ではなく、グーグルのような「検索装置」の一種だと言えます。グーグルとの違いは、情報をロボットではなく人間が検索し、自分の意見や気持ちを込めて発信していることです。

・どう出逢うか、出逢った後にどういう関係を築いていくかは、大人の社会のことであれば、百パーセント個人の責任でなされることで、SNSでの人間関係構築だけをとりたてて警戒させるのもおかしな話です。

・これだけ多くの道具やサービスが溢れている現代では、明らかに自分にとって「不要なもの」もあります。また、必ずしも百パーセント使いこなす、すべての機能を使い切る必要もありません。



使い分けるパソコン術 (ブルーバックス)

使い分けるパソコン術 (ブルーバックス)

  • 作者: たくき よしみつ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/09/21
  • メディア: 新書



nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 0