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『仕事に効く「断捨離」』 [☆☆]

・断捨離は、要らないモノ、適切でないモノ、不快なモノに別れを告げるものです。「捨」てることに加えて、不要なモノの侵入を入り口で「断」つこと、「捨てるのがもったいない」といったモノへの不要なこだわりから「離」れることです。

・不要なモノが消え、無駄なモノが入ってこなければ、居心地のいい空間ができあがっていくものです。

・時間軸も今に照準を合わせることが大切です。過去にしがみつくのでも、未来の不安に備えるものでもないのです。

・聖徳太子は、請願者10人から同時に上がった声をすべて理解したと伝えられていますが、返答には順番がありました。やるべきことには優先順位があってしかるべきです。

・「断捨離」は、変えられるところを見つけ、できることから手をつけることが大切です。

・できることを探し出して解決する、その実体験を積み重ねていくことで、私たちは着実に「解決思考タイプ」に向かっていきます。

・実際に捨てる行為、つまり引き算を繰り返し日常化していくと、捨てることの意識が変わっていきます。足りなくて困るのではなく、ないことがかえって心地よい、という境地です。

・7は「見えない収納」部分における収納可能なスペースに収めるモノの比率。これは、モノを機能的に使うための限界量です。5は「見える収納」部分の収納率。これは、モノを美的に見せるための限界量です。そして、1は「見せる収納」のための収納率。モノを装飾的に見せるための限界量です。

・私たちには「社会的な命」という生命線も、当然のごとくありますね。大震災では「肉体的な命」を守れても、「社会的な命」を失ってしまったことが原因で、死を選んでしまった人が出てしまいました。

・煩わしいな、と少しでも違和感を持ったなら、それを「快」に切り替えるにはどうすればいいのかを考えてみる。

・「もったいない」の精神でモノをとっておく、有効利用しようとことは、モノがない時代やエリアの思考回路です。モノが溢れ、流動しない時代では、モノの機能を殺してしまうだけなのです。

・セミナーでも、「ネットのオークションで売りたいから取っておく」「使いたいと思う人が現われる(はずだ)から取っておく」と、捨てないことの口実をつくる人がたくさんいます。しかし、自分に言い訳をした人で実行に移した人は皆無です。

・手元に集めたデータ全部を列挙しただけでは、機能していない報告書にほかなりません。「魚のネタを用意したから、勝手に握って」と客をほったらかす、わがままなお寿司屋さんみたいなものです。

・知恵とは軸足を変えて物事を見渡す視点の切り替えスイッチのようなものだと思うのです。

・大切なのは「それはなぜなのか?」と自問自答をしてみること。「業務時間中、ずっと机の上にバッグが載っているけど、それはなぜ?」 「自宅のテーブルに、ずっと水道料金の明細書が載っているけど、それはなぜ?」



仕事に効く「断捨離」  角川SSC新書 (角川SSC新書)

仕事に効く「断捨離」 角川SSC新書 (角川SSC新書)

  • 作者: やましたひでこ
  • 出版社/メーカー: 角川マーケティング(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/05/10
  • メディア: 新書



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