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『わざわざことわざ』 [☆]

・石の上にも三年。石の上では残念! 土の上ならよかったのに、石の上じゃ芽が出ないよな。

・井の中の蛙大海を知らず。井戸の中でけっこう充実しているかえるに向かってこういう言い方、いじめ方、ぼくは嫌いだな。

・帯に短したすきに長し。蛇に短し狸に長し。で、お前はいったいなんじゃ?

・隣りの花は赤い。隣りの旗は赤い。中国人かしら? 組合の人かしら?

・馬の耳に念仏。馬はあくまでたとえだよ。君のこと、君のこと。

・当るも八卦当らぬも八卦。当るも吐き気、当らぬも吐き気。こりゃこまったね。

・せいては事をし損じる。生徒は事をし損じる。だから先生たるものあまり叱らないでね。

・光陰矢の如し。強引矢の如し。恋心をつらぬくのにはさ、強引にいかなくちゃ!

・前門の虎後門の狼。禅問答の虎口論の狼。うーんどっちも面倒臭そうだ。

・雉も鳴かずば撃たれまい。記事も長ければ読まれまい。

・遠くの親戚より近くの他人。遠くの史蹟より近くの谷間。観光客でごったがえす史蹟をわざわざ遠くまで出かけていって見るより、近くの谷間でのんびりくつろいだ方がよっぽどいいよ。



わざわざことわざ

わざわざことわざ

  • 作者: 五味 太郎
  • 出版社/メーカー: 絵本館
  • 発売日: 2011/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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