『キノの旅16』 [☆☆]
・私達の歴史を作るのは――いつも、いい記憶ばかり。都合の、いい記憶ばかり。
・反吐みたいな世界では、死ねる方が幸せって事もある。
・子供達は皆仲良くするという村の雰囲気にもなじめず、いつも疎外感を感じていました。
・何一つ上手くできない自分が好きじゃなくて、でも本当は、自分が大好きで大好きで、その葛藤をどうすればいいのか分からなくて、悶々と悩み続ける子供でした。
・自分から告白しなくても、思いを伝えなくても、それは伝わって、最後には幸せになれると信じていたのです。なんて純真で――、なんと無様なのでしょう?
・まるで獲物を狙う狩人のように、目を光らせていた。まあ、射撃も写真撮影も、似たようなもんだ。
・写真は何もできません。写真は、真実を伝えません。写真は、何もできないんです。何かができるのは――、いつだって人間です。
・結局この二人は、力ずくでも止めたりはしなかった。逃げなかったのか、それとも、逃げられなかったのかは分からない。
・曇り空のせいか、今日は気温はそれほど下がってはいない(晴れた日の方が、放射冷却現象でガツンと冷える)。
・反吐みたいな世界では、死ねる方が幸せって事もある。
・子供達は皆仲良くするという村の雰囲気にもなじめず、いつも疎外感を感じていました。
・何一つ上手くできない自分が好きじゃなくて、でも本当は、自分が大好きで大好きで、その葛藤をどうすればいいのか分からなくて、悶々と悩み続ける子供でした。
・自分から告白しなくても、思いを伝えなくても、それは伝わって、最後には幸せになれると信じていたのです。なんて純真で――、なんと無様なのでしょう?
・まるで獲物を狙う狩人のように、目を光らせていた。まあ、射撃も写真撮影も、似たようなもんだ。
・写真は何もできません。写真は、真実を伝えません。写真は、何もできないんです。何かができるのは――、いつだって人間です。
・結局この二人は、力ずくでも止めたりはしなかった。逃げなかったのか、それとも、逃げられなかったのかは分からない。
・曇り空のせいか、今日は気温はそれほど下がってはいない(晴れた日の方が、放射冷却現象でガツンと冷える)。
キノの旅 XVI the Beautiful World (電撃文庫)
- 作者: 時雨沢恵一
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/10/10
- メディア: 文庫
タグ:時雨沢恵一