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『怒らない技術2 それでも怒ってしまうアナタへ』 [☆☆]

・人がなぜ怒るのかを考えたことがあります。一つの要素として「楽だから怒る」ではないかと思うのです。動物の群れのリーダーは雄叫び一つで、群れを統率することがあります。まるでスイッチ一つで相手を意のままにするような印象があります。人間の社会でもあのようにできればなんと楽でしょうか。

・交渉の目的は、お金を返してもらうことで、怒ることではありません。

・他人を変えるのはとても難しいのですか、自分が変わることで未来は変えられます。つまり大切なのは目の前にある状況に対して、自分にできることを行ない、よりよい未来をつくるということです。

・スーパーマーケットで、備え付けのショッピングカートが散乱していることがあります。こんな対応をしている海外のスーパーがあります。「お客様が1ドル入れたらカートが使え、所定の置き場に戻したら返金される」という仕組みを考えました。なかには依然戻してくれない人もいましたが、その場合、カート内に残っている1ドルが、片づける店員さんのチップになります。

・たとえ相手を気分よくさせる一言だったり、気の利いた一言だったりしても、思っていないことは口に出さないようにしています。

・「こう言ったら怒ってしまうんじゃないか?」「こう言ったら嫌われちゃうんじゃないか?」「この人は、きっとこう思っているんじゃないか?」 など、相手に決定権があることなのに、あたかも自分に決定権があるかのように勝手に思い込んでしまうという悪い癖が人間にはあります。

・それをしなかったら、何が起こるかを想定する。(短期および長期で)何も起こらなければ、結論は、ただちにやめることである。

・忙しいと感じている人は、やめても問題のないことをたくさんやっています。なりゆきや過去の習慣にまかせれば、自分の時間がどんどん侵食されます。忙しいことが、日常になります。

・自分の人生から面倒なこと、イヤなことを徹底的に排除してきたら、知らないうちにやりたいことや好きなことだけが残りました。

・やるべきことをやらない人の特徴は、世代に関係なく、やり方がわからないか、やり方はわかっているけれども、何らかの理由があって動けない。前者は、仕事をするうえでの目標が明確でなかったり、手順をきちんと理解していないのです。後者は、仕事に対して疑問や不安、不満を感じています。

・人が動くには必ず理由が必要です。それを明確にすることが、とても大切なのです。

・コミュニケーションで重要なのは、コミュニケーションが成立していると勘違いしないことだ。

・わかっていると期待するから、心の枠が設定されて、「こいつは俺の言うことは何もわかっていない!」「人の話を聞いているのか!」「何度も同じ話を言わせるな!」などとイライラします。相手は自分の言ったことがわかっていないという前提で対応すると心の枠は大きくなるので全然違う見方になります。

・気がつくことは求めるけれど、気がきくことは求めていない。そう考えるようになってイライラから解放された。たとえばコピー用紙がなくなったと気づいたら補充するよう部下に言います。ですが、残り少なくなったからといって、気をきかせて補充するようにとは言いません。

・タバコと頼んでタバコしかもってこないというのは普通です。そのとき灰皿と火をもってこないことにイライラするのは、勝手な期待であって、相手にしてみたら迷惑な話です。

・人は、他人に勝手に期待し、勝手にイライラします。それは見方を変えれば「察してほしい」という甘えです。

・遅刻した一人をガミガミと怒るエネルギーがあるなら、始業前に仕事をはじめている人を褒めることにエネルギーを注いだほうがいいのではないかと思います。

・私は、あきらめはよくないけれど、見極めはいいと考えています。見極めるとは捨てることです。

・外国の婦人が、「夫婦は一生わかりあえないものよ。わかりあえないからこそ、会話をすることをやめてしまったら、夫婦なんておしまいよ」と言っていました。

・本当の発見の旅とは、新しい土地を探すことではなく、新しい目で見ることだ。

・自分の思いや感情をぶつけただけでは、相手は変わりません。




怒らない技術2 (フォレスト2545新書)

怒らない技術2 (フォレスト2545新書)

  • 作者: 嶋津良智
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: 新書



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