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『「やめること」からはじめなさい』 [☆☆]

・普段あなたがランチを一緒にしているグループがあるとすれば、あなたの人生はその連中と同じような人生で終わっていく。「食べる」という人間として本能的な行為を共にすることによって、その場にいる人間はすべて本質的に同水準になっていくのだ。

・相手はあなたの名前なんて憶える気がなかったからこそ、「課長!」「次長!」と連呼してくれていたのだ。

・今まで出逢ったキング・オブ・オヤジは、自分たちの中学受験の話題で延々と安居酒屋で熱く議論を戦わせていたサラリーマン集団だ。中学受験をピークにその人の人生はずっと下り坂だったということに他ならない。

・補欠の先輩は同期には出世で抜かれてしまい、誰も相手にしてくれないから後輩を捕まえては教えることを生き甲斐としている。出世コースから外れて腐っているから、愚痴が多くてお酒が大好きな人が多い。仕事ができないのに自分の仕事のやり方を伝授しようと一生懸命なのだ。

・電車や道路で地べたに平気でカバンを置いている人がいる。オフィスに戻ったらそのカバンを平気でデスクの上に置いてくつろぐ。

・机の上が美しいというのは綺麗に物が並べられているのではなく、物が一切置かれていないということだ。

・決断できる人はどんどん捨てることができるのに対して、決断できない人は「万一の際に備えて」と言いながらいつまでも書類を積み上げ続ける。

・成功者たちはまあまあ好きな人とは付き合わずに、凡人はまあまあ好きな人ばかりと付き合って人生の時間の無駄遣いをしている。

・群れないだけで嘘のように膨大な時間を生み出せる。集団でいるとその中で一番のろい人に時間感覚が合わせられるようになっている。群がっている人たちがいつも時間不足なのは、毎日ノロマになり続けているからなのだ。

・凡人と成功者の違いは、どうでもいい話をするかしないかだ。

・世の中には「言わなければならない話と言ってはいけない話」のいずれしかないのだ。「どうでもいい話」は「言ってはいけない話」だということに気づくところからが成功へのスタートだ。

・実力のある人が気を遣うことを謙虚と呼び、実力のない人が気を遣うことを卑屈と呼ぶ。

・卑屈にニヤニヤ笑うくらいなら、無愛想のレッテルを貼られたほうがマシだ。

・この世で最もお金がかかる道楽。それが貯金だ。

・少し前に年収300万円時代と言われていたが、ついに年収180万円時代とも言われるようになった。まもなく年収30万円時代というのがやってくる。

・貧しい人の家には物が溢れ返っている。溢れ返っている物はどれも安物で使われていない物ばかりだからホコリをかぶっている。

・「ムラ社会」というのは他人に嫌われないために生きる他人のための人生だ。

・駐車場の有無や車種などにもよるが、車を持たないだけで年間100万円ほど可処分所得が増える。移動には毎回タクシーを使っても、車を所有することに比べたら安いものだということにあなたは気づくはずだ。

・物心ついた頃から私たちは「友だちはたくさん作りなさい」と洗脳されて育てられてきた。現代人に精神的に参ってしまう人が多いのは、こうした間違った価値観を強要する社会に原因があるのではないか。

・優秀な人は24時間365日考えながら生きているから、いざとなったらどうするのかを過去に考えた引き出しから引っ張り出してくるだけだ。無能な人は24時間365日何も考えずに生きているから、いざとなったらそのときに初めてリアルタイムで考えなければならない。




「やめること」からはじめなさい (星海社新書)

「やめること」からはじめなさい (星海社新書)

  • 作者: 千田 琢哉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/11/25
  • メディア: 新書



タグ:千田琢哉
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