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『氷菓』 [☆☆]

・やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことは手短に、だ。

・同じ新聞を読んでいても把握する内容は人によって随分と違うものだ。

・動くのが面倒でまず考えるネガティブなやつだから。

・目的なき日々は生産的じゃありません。

・やらなくていいことはやらないのがベストだ。必要のない活動、それに費やされる労力を浪費というのだ。

・確かに俺は誰かに使われなければ、なにもしないだろう。

・子供の好奇心はパターンが読みづらい。

・常に自分が間違っていないか検証し続けるので自動的に成績上位になってしまう。ただ、より研鑚を積んで学業を究めようという気は全くなさそうだ。

・パーツではなくシステムを知りたいんです。

・一円以下の価値のものを拾うために身を屈めても、必要なエネルギー消費は一円を上回ってしまうというのは省エネ者の間の常識だ。

・俺を睨みつけてくる。対する俺は、別にどうということもなくそれを受け流す。古今東西、視線で怪我をした人間はいないのだ。

・システムには必ずシステムに対抗する存在が組み込まれていると聞きます。文化祭や体育祭、卒業式など、いわゆる年中行事に特に反発を覚える方がいらっしゃるのは普遍的なことでしょう。

・自分でわかっているのと他人にわからせるのとでは話が別だ。自分の認識を、概念ベースから言語ベースにまで精錬しないと伝達できない。

・仲間のために殉じて、全てを赦す。そんな英雄がそうそういてたまるものか、という思いが頭をもたげる。

・補足は、補足だ。不完全だったものを完全に近づけるために行う後づけ作業だ。

・読み方が国語的に間違っているわけではない。本来言語には数学的明確さは備わっていないのだから解が複数なのも当然だ。






氷菓 (角川文庫)

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  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2001/10/31
  • メディア: 文庫



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  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/11/01
  • メディア: Kindle版



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