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『自分はバカかもしれないと思ったときに読む本』 [☆☆]

・まわりからバカだと思われていると、自分でも「バカなんじゃないか」という発想になっていく。そうなると、「どうせ努力してもしょうがないからやめちゃえ」ということになる。すると、余計バカになる。これが「バカをこじらせる」ということの意味です。

・人間の生まれもった才能には当然個人差がありますが、その差はそんなに大きくないと感じています。むしろ、才能よりも、努力を続けられるかどうかのほうが重要です。

・日本っていう国は現役合格にこだわったりして、人より遅れることをすごく気にする文化なんですよね。

・フィードバックを受けることによって自己修正がどれぐらいできるか、行動をどれぐらい変えられるかということで、たぶんバカかそうでないかが決まるんですよ。自己修正のサイクルを止めてしまったときに、バカが始まるといってもいい。

・そういう議論(もどき)には、ひとつの特徴があります。たいてい、「~らしいですよ」って、いうんです。

・英語ができる/できないで、得られる情報の質と量が雲泥の差になってしまう。

・ちゃんと英語がしゃべれる先生が学校にいましたか? 当たり前ですが、できない人に教わっても絶対にできるようにはなりません。

・これまでは頑張ってものを作ってきた、日本人はいいものを作ってきたからそれが海外で売れてました。そこに言語は介在しない。けれどもインターネットというのは基本的に言語のテクノロジーの世界だから、英語が基本的にインターネットの世界を支配しています。

・日本語という言語空間は残念ながらインターネット上には広がっていないわけです。商売の空間も広がらなくなってしまう。

・抽象的な式に置き換えておけば、あとは単に入力するだけ。だから、抽象化というのは効率化につながるんです。

・読書の基本的な役割のひとつに、知識を仕入れるということがありますが、知識の絶対量が少ないとどうしても人はバカになっちゃうんですよ。

・討論番組っていうのは、なんというか、一発芸なんですよ。正しいことをいうとか理路整然と話すということではなくて、一発かます世界。そして、それによって自分と反対意見のやつをバカに見せる世界。こちらがアタマがよくてあいつがバカだというような劇場を作るんですね。それができるやつの勝ちなんですよ。

・他人の視点を考えることが身に付いていれば、誰もが見てわかるマニュアル的な資料を残そうとする発想が生まれます。そういう共有の発想をもてるかどうかは、アタマのよしあしを左右します。

・バカにはたいてい目標がない。人生があまりうまくいってない人を見ると、だいたい目標が、ない。けれども、不満は多い。「うまくいかない」って、しょっちゅう嘆いている。

・仕事がダメな人っていうのは、ちょっとしたところの「こだわり」が足りないことがよくあります。

・人生は「バカにされない」、そして「バカにならない」ように頑張る、戦いの場です。





自分はバカかもしれないと思ったときに読む本 (14歳の世渡り術)

自分はバカかもしれないと思ったときに読む本 (14歳の世渡り術)

  • 作者: 竹内 薫
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/03/20
  • メディア: 単行本



タグ:竹内薫
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