SSブログ

『「対面力」をつけろ!』 [☆☆]

・反応しないことに慣れてしまうと、次第に「打っても響かないからだ」になっていく。

・対面時には、相手が不快に感じそうなことは極力避けるのが、大事なマナーだ。

・口角が上がるというのは笑顔の結果であって、そればかりを意識して、取ってつけたようなつくり笑いになっていたら、逆にちょっと気持ちが悪い。

・会話をしていて、自分の話に対して「でも」と切り返されて気分のいい人はいない。

・つねに「これを15秒で話すとしたら」と考えていると、テンポアップした思考習慣がついていく。

・「15秒でひとポイント」を練習したら、次のステップとして、3つのポイントを用意してそれぞれ15秒で話し、最後の15秒で締める練習をする。すると、非常に意味含有率の高い1分スピーチができるようになる。

・相手から何か情報を引き出そうとするのは相談ではない。自分では判断がつきかねることを、違う視点から見ることのできる経験豊富な人に聞くのが相談というものだ。

・人は一度で本音を話さない。一回聞いて相手の気持ちがわかった気になっていたのでは、底が浅い。

・他にも知恵を持つ人類が生息していたのに、なぜヒトだけが生き延びることができたのか。それは「交換」という概念を持つからだ。ネアンデルタール人は、自分たちの住んでいる地域で手に入るものだけを使って生活していたため、種の拡大のために発展を遂げることができなかったのだ。片やホモ=サピエンスの場合は、自分たちの地域で採取できないものを手に入れる術を持っていた。ヒトは、交換に交換を重ね、取引し、分業することを発見し、飛躍的な発展を遂げることができた。

・「メールよりも電話」「フォローの連絡を忘れない」「決断は早いほうがいい」ということの大切さはわかっていても、それを実行している人は少ない。

・緊張しない友人としかコミュニケーションしていない学生とは、経験知の量が雲泥の差になってくる。

・やりたいことだけ、できることだけやっているのはアマチュアだ。プロはやるべきことをきちんとやることで、報酬を得ているんだ。

・「あらゆる人を愛せるか」といったら、愛せない相手もいる。愛は難しい。だが理解力は安定している。理解しようとする気持ちがあれば、理解することはできる。無信仰の人であっても、仏教についても、キリスト教についても、イスラム教についても、理解できる。





「対面力」をつけろ! (光文社新書)

「対面力」をつけろ! (光文社新書)

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2013/06/18
  • メディア: 新書



「対面力」をつけろ! (光文社新書)

「対面力」をつけろ! (光文社新書)

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2013/06/20
  • メディア: Kindle版



タグ:齋藤孝
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 0