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『トヨタの片づけ』 [☆☆]

・モノを持つことは、コストになる。

・決算前の棚卸しでは、モノによっては資産として評価されるものが出てきます。使われることのない「いらないもの」を抱えているがために課税対象となり、余分な税金を払わなければいけないといったことが起こります。

・いざ捨てようと思っても、「いるもの」「いらないもの」の判断基準が明確でなければ、「やっぱり必要かも」「いつか使うかも」と迷いが生じて、捨てられません。しかし、捨てるための判断基準があれば、ためらうことなく、「いらないもの」を捨てることができます。

・トヨタでは、「たとえヒマになっても、何もせずにジッとしておけ」と言います。「本来の仕事にはない余計なことはするな」というのがルールなのです。

・ちょっとドライな考え方かもしれませんが、1年も付き合いがないと、その後の接点は、ほぼないと思っていいでしょう。経験則でいえば、それが現実。

・人は、動いていれば「仕事をしている」という感覚にとらわれやすい。しかし、その感覚にとらわれてしまってはダメです。ちょっと立ち止まってみて、「この動きはムダではないか」「この動きは付加価値を生んでいるだろうか」と問い直してみる。

・整頓は、誰が探してもわかるようになっているのが原則です。たとえば、妻が入院中は、夫はたとえ自分の家であっても、何がどこにあるかわからなくなるものです。片づけている妻だけでなく、夫にもわかるようにする。これが整頓です。

・「百聞は一見にしかず」という言葉には続きがあります。百見は一考にしかず(いくらたくさん見ても、考えなければ前に進まない)。百考は一行にしかず(どんなに考えても「行動」を起こさなければ前に進まない)。百行は一果にしかず(どんなに行動しても、成果を残さなければ成長しない)。





トヨタの片づけ

トヨタの片づけ

  • 作者: OJTソリューションズ
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2014/05
  • メディア: 単行本



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