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『ヤクザ式 相手を制す最強の「怒り方」』 [☆☆]

・私たち人間は「怒り」とは無縁で生きていくことはできない。ならば、「怒りの感情」をいかにポジティブに利用していくか。ここに気づいた者だけが、心の平穏とビジネスでの成功を手に入れることができるのだ。

・「実は、うちの課長だけどさ……」と得意になって吹聴することだけは絶対にやらない。なぜなら、「人の弱み」というやつは、隠せば隠すほど価値が上がることを知っているからである。

・怒りが沸々と湧き上がってくるのは、事態を何とか回避し、一段落してからである。

・ウラ社会は、表社会以上に知ったかぶりが多い。これは私の実感だが、自分を大きく見せようとする「背伸び社会」だけに当然だろう。

・「陰口は「出る杭」に付きものの勲章さ」と笑って受け流すこともできるが、陰口は放っておくと一人歩きして既成事実になっていく。これが恐い。

・ヤクザは一般的に数字に強いもので、「エー、八百万の元金を月四分の金利で回せば……」と、即座に暗算してみせる。

・理屈で説得するのは間違い。「なるほど、そうか」と折れたのでは、上司は自分の無知を認めることになるからだ。

・「前例がない」という上司の拒否に対しては、怒って噛みついたり、理屈を振りまわして諭したりするのではなく、「うまくいけばあんたの手柄、失敗したら私の責任」と人間臭く口説くのが基本なのである。

・大体仕事のできない者を見てみろ。自らの仕事に誇りと責任を持てない人間を見てみろ。次から次へと、できない理由ばっかり探し出してくるだろう。仕事というものは、できないことにチャレンジをして、できるようにしてみせることを言うんだ。

・「なぜドジを踏んだのか」という詰問は、部下に「言い訳」をうながしていることに気づいていない。

・部下が仕事でドジを踏んだときは、「なぜだ!」と怒て迫るのではなく、「それで? それで?」と追い込み、解決策を部下自身の口から言わせるのがコツなのである。

・自慢するようになったら人生の下り坂。

・プレゼンをすんなり通す秘訣は、怒ってみせること。つまり、誰かをスケープゴートにすること。部下は上司にアピールするのが狙いで、企画やコピーにケチをつけたりする。だから口火を切った人間を徹底的にこき下ろせば「後続部隊」は二の足を踏む。上司にアピールどころか無能ぶりをさらすことになるからだ。

・双方に原因があるようなケースでは「すみません」ではなく、「失礼」と言うのだ。

・怒れない人間はナメられる。怒りつつ、しかし浅野内匠頭にならないためにはどうしたらいいか。





ヤクザ式 相手を制す最強の「怒り方」 (光文社新書)

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  • 作者: 向谷 匡史
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/03/18
  • メディア: 新書



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