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『「一体感」が会社を潰す』 [☆☆]

・大企業には、多数の資格を持った優秀な人たちがたくさんいます。しかしこの人たちは、それらの資格を使って稼いでいるかというと、残念ながら名刺に羅列してあるだけだったりします。

・会社は仕事をするところであって、仲間を見つけに行くところでも、ましてや誰かと親分子分の誓いをして親分のために尽くすところでもない。

・常に競争にさらされている企業を、仲間と日々幸せに生きる場所と考えることに、そもそも無理がある。

・コドモの組織の個人は「一人前の技術者」でしたが、大人の組織では「一流の技術者」になることが求められます。

・コドモの組織に対して個人は「所属」していましたが、大人の組織に対して個人は「参加」することになります。

・「今回のプロジェクトの目的と制約は何か」を明確にして、議論が行われることが重要になります。こうした制約が事前にしっかりと提示されていないと、各人が自分の考える個別最適化を主張し合いますから、、永遠に議論が噛み合いません。

・制約条件の提示と同時に、トレードオフ(両立できないこと)に対しての優先順位の提示があることも重要です。

・コドモの組織は、自分たちのことしか見えず、自分たちの過去の素晴らしさを語り、自分たちの能力を過大評価します。

・自分にとって働きやすい、技術を磨きやすい環境を作るために、つまり、利己のためにも利他的な行動を心がけることが重要なのです。

・周りの優れた先輩や上司の優れたところを、明確に言語化してみてください。言語化できれば理解でき、そうすると真似することができるようになります。

・他所と異なるアウトプットを出すためには、極論すると、使う材料が違うか、加工方法が違うか、または両方が違うかです。

・材料の違いとは、使う知識が違うということです。普段からどんなものを見て、聞いて、知って、感じているか。その蓄積がものをいいます。





「一体感」が会社を潰す   異質と一流を排除する<子ども病>の正体 (PHPビジネス新書)

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