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『老いの戒め』 [☆☆]

・100歳の時代。75歳からでも四半世紀ある。

・ほら、また手が意味なく動いている。それを年寄り手というんだヨ。

・老いは、その人が生きてきた結果である。長い道程が、器量のある老人と器量のない老人を生む。

・環境、運によって人生は様々だが、器量のある老人になるためには、今をどう生きるかの積み重ねしかないのだ。

・話が長いのは、老化現象の最たるもの。自分のいいたい事を全部言ってしまうまで終わらない。まわりの人の迷惑も、反応も何も見えない。ただ喋り続ける。

・内容が良い話でも長すぎる話は、人をいらいらさせるだけだ。

・大切にされることを期待せずに必要とされる人になること。

・長寿の人々が増え、90歳や100歳も珍しくなくなってみれば、年をとったからといって大事にしてもらうことはもはや無理。自分で自分の存在意義を見つけてやらねばならぬ。

・人のまちがいを許せるかどうかで、人間の優しさが問われる。

・人を見る目を養おう。見かけにだまされるのは、こちらに人を見る目がないからである。

・他人への期待は不満として返ってくる。期待は自分にするもの。

・やるべきことは誰も与えてはくれない。自分で見つけなければ……。





老いの戒め

老いの戒め

  • 作者: 下重 暁子
  • 出版社/メーカー: 海竜社
  • 発売日: 2013/06
  • メディア: 単行本



タグ:下重暁子
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