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『「限りなく少なく」豊かに生きる』 [☆☆]

・時間は私たちの主たる資本。でもそれを止めることも、貯蓄することも、買うこともできません。それなのに私たちは、この「時間」を無駄遣いしています。

・携帯電話を常にオンにしておく必要もまったくありません。電話をかければすぐに通じるという事実、これをまわりの人間が「当たり前のこと」と思わないようにしなければなりません。

・シンプルとは美、実益、適正さ、これら三つが完全に調和したものである。

・本物の金持と言われている人たちは、わざわざ金持ちであることをひけらかすような品位を下げる行動はとりません。

・信用とは船底のようなものです。船底に穴が開いていたとして、その穴の大きい小さいは問題ではないのです。いずれにしても穴から水が入って沈没していくのです。

・「孤独な境遇にいる人」に比べて「自ら孤独を選んだ人」は、絶え間ないおしゃべりで相手を圧倒することをしないものです。

・弱者のみが他者を必要とし、自分たちの弱さを数で取り繕うために群れをなし、その人たちはやむなく団結するのだ。

・社会の中で生きていくことが他者とのエネルギー交換であるならば、孤独は自身のエネルギーを「満タン」にすることにほかなりません。

・人が悩みをあなたに打ち明けるのは、ほとんどの場合がその解決策を見つけるためではなく、むしろその悩みをあなたに共有してもらいたいからだ。

・助けられない人間というのはいます。なぜならば、彼らは助けを妨げる状態を自ら作り上げているからです。

・「許す」ということは、その事実がもたらす不運が、あなたの人生を損なうことを「拒否」することなのです。自分の幸福のために許すべきなのです。

・誰かに好意を持つ、あるいは好きになったことを確かめる最良のやり方は、非常にシンプル。その人と一緒の時間を過ごしたいか否か、に尽きます。

・私たちの心をこうした「思い煩う」感情から解放させるには、何よりもまず客観的な「傍観者」になることです。そうするともう一段階上の「意識」レベルが見えてくるでしょう。

・私は偏見を持つ人間であるよりも、逆説を言う人間であることを選ぶ。

・善には、「偏見」について極めて重要とされる教えがあります。それはものの良し悪し、心地よさや不快感、道徳観などを、やたら評価することは控えなさいというもの。評価することが、私たちに限界を定めることになるからです。

・愛や幸福といった、普遍的でありながらも共通の尺度を持たないテーマについて語ることは、だいたいにおいて、内容が空疎で月並みな一般論になりがちです。

・旅人とは、ひとつの場所に無理にとどまろうとはせず通り過ぎていく人のこと。そういう人は、見るもの触れるものを、決して所有しようとはせずに、束の間の歓喜、小さな発見というような、とるに足らない幸せを糧に生きることを喜びとするのです。





「限りなく少なく」豊かに生きる

「限りなく少なく」豊かに生きる

  • 作者: ドミニック・ローホー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/04/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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