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『一生お金に困らない「華僑」の思考法則』 [☆☆]

・「予定を入れるな」とは、チャンスをつかみたければスケジュールを埋めるな、いつでも動けるようにしておけということです。

・華僑は「仕事」と「作業」を明確に分けており、仕事は頭を使って計画や戦略を練ること、作業は頭を使わなくてもできる書類作成などです。

・華僑ビジネスは「ひとりでやるな」が鉄則。「考える人」「お金を出す人」「実行する人」でチームを組むのが勝ちパターンなのです。

・問題視されるのは私の会社がつぶれないかという点。ですから、苦しいけれども意図的に分割で支払ってもらいました。「ウチが潰れたら先生、得しますよね」と。

・アメリカでは流行らない完璧主義を日本の美徳とPRしたがり、完璧な格好よさにこだわるがゆえに世界水準のスピードについていけない。

・次に結びつく利益とは何かと言えば、仕事です。「仕事の報酬は仕事」でもらうのが一番なのです。

・仕事の報酬はお金だけという意識から抜け出せない人は、時給単位で働いているも同然。いつまでたっても目先のお金を追いかける人生から抜け出すことはできません。

・声を荒げるということは自分をコントロールできていない証拠。すぐに興奮して自分を見失うような人は誰からも敬遠され、人間関係全般において損をすることになります。

・なぜ食事を共にすると仲良くなりやすいのでしょうか? 動物の3大欲求「食欲」「睡眠欲」「性欲」の中で、唯一他人と共有できるのが「食欲」だからです。

・感情を持つ人間に対して「なぜだ? なぜだ」と問い詰めたらどうなるでしょう? 言い訳をするか、押し黙るか。問えば問うほど、逃げるか思考停止してしまいます。

・「どのようにやったのか?」と問えば、相手は「このようにやった」と答えます。続けて「それはこういうことか?」と限定質問を投げれば、答えは「はい」か「いいえ」しかありません。そうやって相手を追い込むことなく、相手が隠したい真実もどんどん喋らせるのです。

・「貴人」とは、いわゆるメンターのことです。貴人は中国語でクイレンと読み、自分を輝かせてくれる貴い人という意味があります。

・頼まれた用事を済ませて帰ると「ご苦労さん、じゃあご飯行こうか」と夕食に連れていってくれました。このようなうれしい出来事が繰り返されるとどうなるでしょう? そう、桃太郎のお供の犬ならぬパブロフの犬と化すのです。師匠のために動けば何かいいことがあると刷り込まれていくわけですね。

・「まず相手を利する」を繰り返して、「私とつき合っておけば必ず得があるよ」と刷り込んでいきます。そうすれば大切に扱われますし、人も情報も自分のもとへ集まってきます。

・1万円を渡して「飲みに行っておいで」ではダメです。5000円を渡して「昼飯行っておいで」が正解なのです。3人で1万円では安い居酒屋にしか行けませんから、相手を利する効果があまりありません。しかし3人で5000円のランチなら? かなり豪勢ですよね。

・立場が下の人から上の人へ働きかけるにはどうすればよいのか? 貸しの反対で「借りを作る」ところからスタートすればよいのです。借りたら返さなければならない。この人間社会のルールを利用して「借りたので返しに来ました」という口実を作り、立場が上の人とのコミュニケーション機会を得るわけです。

・嫌いな人を遠ざけると、考え方も情報も偏る。偏りは判断ミスになる。だから嫌いな人ほどつき合う価値がある。

・嫌い=価値観が違うということは、自分にない考え方や、自分のもとへは集まってこない情報の宝庫であるとも言えます。

・日本では「つき合う人を選べ」との論調が活況を呈していますが、そもそも選べるほど多くの人が自分の周りにいるでしょうか?

・ふつうは安いところ、便利なところで買おうとするでしょう。これについても華僑の選択基準は独特です。服でも車でも何でも、華僑は知り合いの店で買うと決めているのです。同じ金を使うなら人脈作りにつなげる、その努力を惜しまないのが華僑なのです。

・彼らは非常にシンプルな基準によって、迷った時に即断するのです。「ビジネスがらみで迷ったら絶対に買え」「嗜好品は1回でも迷ったら絶対買うな」

・おごった金は消えるのではなく、おごった相手の財布に移動すると考えているのです。おごり合うことで財布を共有する仲間をどんどん増やしていくのです。

・安く売るより高く売った方が顧客の真剣度が増し、結局は顧客のためになる。この類の思考は日本にも広まりつつありますが、実践している企業も個人もまだまだ少ないですね。

・日本人はユーモアのセンスがないと言われますが、問題なのはセンスではなく、口に出せないことです。





一生お金に困らない「華僑」の思考法則

一生お金に困らない「華僑」の思考法則

  • 作者: 大城 太
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2013/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2013/11/01
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