『人生が豊かになる禅、シンプル片づけ術』：紙魚：So-netブログ

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『人生が豊かになる禅、シンプル片づけ術』　[☆☆] [編集]

・禅寺では4と9のつく日は四九日(しくにち)といって、浄髪や入浴をしたり、壊れている物を修理したりする日に当てています。定期的に修理する日を設けることで、物を大切にしているのです。

・人が暮らす場所と心の有りようは、密接なかかわりを持っています。必要のない物に囲まれた部屋で暮らせば、心の中にも必要のない感情や疲れが溜まっていくのです。

・「知足」という言葉があります。足るを知る。つまり、今持っている物で十分だと満足する心のことです。

・「なぜ、自分ばかり掃除をしなければいけないのか」と、腹が立つこともあるでしょう。しかし、繰り返しになりますが、掃除をする本来の目的は自分の心を磨くためです。

・「庭は人なり」という言葉がります。毎日、目にする庭は、その家に住む人を表し、同時に、人格形成に大きく影響するという意味の言葉です。

・もし、外を見るたびに不愉快になるような景色が目に映ったら、いつの間にか心も殺伐ととしてくるはずです。

・今、生きているという実感が薄れているように感じられてならないのは、こうやって体を使うことが減っているからではないでしょうか。たとえばビルの5階に行きたいと思った時、エレベーターを使って移動すれば、一瞬です。疲れることもありません。しかし、足を動かして汗をかいて階段を一歩一歩登った時の方が、「5階に登った」ということを体で実感できます。