『15歳から、社長になれる。ぼくらの時代の起業入門』：紙魚：So-netブログ

	ブログをはじめるログイン

『15歳から、社長になれる。ぼくらの時代の起業入門』　[☆☆] [編集]

・そもそも日本人は「決断」って言葉がすごい好きで、美しいこと、素敵なことみたいに言うけれど、それって「決断しなきゃいけない状況まで追い込まれた、愚か者がすること」のように僕には思える。

・再起不能にならないように失敗する。

・平成23年度における会社数は、257万8593社。単純計算で日本には「250万人以上の社長がいる」ってことだ。この数字は、日本の人口を1億2700万人くらいとして、なんと50人にひとり。

・たまたま近くにいる「友達」と君が物語を語ることによって集結する「仲間」はちょっと違う。

・日本の会社には、4つの種類がある。まず、「合名会社」と「合資会社」。このふたつには「無限責任社員」つまり「会社が倒産したときに、借金を全部返す責任がある社員」が必要になる。で、「無限責任社員」が必要ないのが、「株式会社」と「合同会社」。「合同会社」(LLCともいう)は「株式会社」に比べて、比較的少ない費用で立ち上げられるし、立ち上げ後も手続きが少なくてすむ。

・「代表取締役」が「会社法」で定められているのに対して、「社長」というのは言ってみれば、その会社における肩書きにすぎない。だから会社を運営していく上では、「社長かどうか」よりも「代表取締役かどうか」のほうが重要なんだ。

・「仲間はこんな人でないとだめだ」とか「失敗しないためにはこうしないと」とか、そういう「こうじゃなきゃいけない」って思い込み自体がそもそも人の動きを鈍らせる。

・M&Aというと、なんだか「会社の乗っ取り」みたいに思って悪く言う人たちがいるけど、動かない水はそのうち腐敗していくもの。そうならないためにも、経済全体に健全な波風を起こす必要は絶対にあると思う。

・どんなときでもつねに「右、左、右、左」と、つまり全体を確認しながら、早め早めにやり方を見直したり修正したりすることにつとめることだ。問題が大きくなってからでは手遅れになってしまうからね。

・周りの意見とかって、ある意味クソだから。みんな「お前のためだ」って言うけど、「じゃあお前、一生俺の面倒見ろよ」って。見れるわけないんだし、「適当にお前が言いたいこと言っているだけじゃん」って。

・日本人は「みんながいいっていうから俺も好き」って選び方しかできない。

・まったく未来に進もうとしない、ましてや過去に戻りたいとかそういう人とは、ほんとに全然合わないですね。

・経営の相談に乗ることも多いけれど、「人がついてきてくれない」「すぐ社員がやめちゃう」「みんなやる気がない」とか、そういうときの答えは一緒で、「要するにメリットを提供できていないんだよ」って。

・「運がいい」ってことは、「人に恵まれている」ってことなんだよね。

・「やっているか」「やっていないか」の違いだけですよ。何かをやっている人があまりにも少なくて、やりさえすれば、少なくとも「突出した人」って思われているほうには行ける。

・ひとつの専門分野を設定したところで、僕はトップになれないと思うんです。でも、たとえば5つの分野でトップ5％に入っていけば、0.05の5乗になるから、トップ0.000……％ってところにいる人になれる。

・「利用してやろう」っていうのは、大人ってみんなそうだと思うんですよ。そもそも世の中には利用してもらえない人のほうが多いわけだから、利用してもらえること自体が素晴らしいことだと思っています。

・自分が天狗になったり満足した瞬間に、結果が出せなくなってくる。だから今は満足しないように、目標をつねに上へ上へ、アップデートするようにしています。

・10年くらい前までは、ウェブサービスって「100万人でかなりすごい」っていう世界だったんですけど、スマホが普及してからはユーザーが1億人を超えるのが当たり前の世界になっています。

・本人や周りの大人たちに、「学校に行く」「会社に就職する」という王道の道しか見えていなければ、そこになじめなければ、ぼろぼろになってしまう。そして自己否定を繰り返したあげく、最悪の結末になりかねません。