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『発想の種IMAGINE[発見編]』 [☆☆]

・「私は化粧や服装に気を使っているのに、何で恋人ができないんだろう?」というような考え方をする人は、メタ認知ができていません。自分が男性にとってどう見えているか、という視点が欠けているからです。

・ある程度のキャリアを積むと、建築家は過去の自分をコピーしはじめるんです。過去の自分から逸脱したときに、「あいつもうダメだな」とか、「あいつ終わったな」とか思われるのが恥ずかしいから、みんな過去をコピーして結局は終わるんですよ。

・北京とか上海に行くと、東京って田舎の小さな都市だなって思いますよ。

・僕は、これ以外の道は自分の人生じゃないと考えるのではなくて、自分が進む方向は必然的にいい方向へ向かていると思うタイプなんです。

・若い世代のカルチャーというのは、対立構造にこそ存在意義があるんです。つまり、メジャーに対してのアンチテーゼこそが若者の存在意義。だから、いまKawaiiカルチャーが世の中で広がっているとすれば、それに対して「わたしはそうじゃなくてこう」っていうのが、ドンドン出てきていると思います。

・Kawaiiが広まって一般的になるっていうのは、本来の魅力が薄まることでもあるんです。

・はじめから発見の「あ!」の感覚があるのではなくて、まず「ん?」と思わないと「あ!」は生まれない。

・今月はフラワー、来月はアメリカのワインとか、毎月一つのことを勉強する。

・偶然の幸運に出会う。これが一番大事。それって、キュリオシティの対象が、今の自分からある程度遠いものじゃないといけない。好きなものだけ勉強するって、当たり前のことだからね。それだと、小っちゃくなる。

・本を見てページをめくったときに、「あっ、いいお皿ですね」ではなくて、お皿として見ないっていうか、物であることを忘れる。スケール(大きさ)も、どういう素材かも考えない。

・建物をつくるときは、とても小っちゃい物を見たりすると、普通では考えられないカタチが出てくるんだよ。

・イタリア人は仕事が嫌いなんじゃなくて、その前に好きなことがある。仕事よりも先に、家族など自分の生活を豊かにしてくれる大事なものが、プライオリティでいうと1番2番3番4番5番まであるので、なかなか仕事まで行きつかない。

・日本発信で世界的に面白いって言われているのは、ミックスカルチャーなんですよ。





発想の種 IMAGINE [発見編]

発想の種 IMAGINE [発見編]

  • 作者: 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/10/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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