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『すりへらない心をつくるシンプルな習慣』 [☆☆]

・おなかが空いてなくても、時間になるとごはんを食べるのも人間だけです。他の生き物は「おなかが空いたらごはんを食べる」のに。

・自分の意見を言って、それを笑われたり、批判されたり、おもしろくないと言われたりするのが、すごく怖かったのです。だから雑談になると、「声が出せない」。

・職場でも、家庭でも「よかれと思って」の思いやりがからまわりして、人間関係がぎくしゃくしてしまうことってよくあります。

・あなたにとって誰かの気に入らない言葉やイヤな態度でも、「あんなのでも「よかれ」と思ってやっているんだ」と思ってみてもいいかもしれません。

・「仕事は大変なもの。ラクして給料をもらうのはよくない」という価値観が強い人ほど、腹が立ったりします。結局、自分の価値観に合わない人にイライラしたり、腹が立ってしまうんです。時間をきっちり守る人は、時間にルーズな人にイライラする。

・生まれたばかりの赤ちゃんが「忙しい後輩に仕事を押しつけてはいけない」と言うでしょうか。言わないですよね。つまり、基本的に僕たちのもっている価値観は「他人からもらったもの」なのです。

・その岩が動かないなら、迂回するか、よじ登れば越えていけるのに「どうして私が遠回りして動かないといけないのか」「道をふさいでいるのは岩のほうなんだ」と、てこでも動かない。相手を「間違っている人」「問題がある人」として、相手を変えようとするのは、まさにそんな状態です。

・「べき」でなく、「自分がしたいからする」場合には、こういう反応はしません。「メールを早く返したいから、返している人」は、メールの返事が遅くても気になりません。「身を粉にして働きたいから働いている人」は、まわりの人が早く帰っても気になりません。

・「~しないでください」と言われると、つい、してしまいませんか。「~しないでください」というのは「否定命令」といって、意図したことと、逆の効果を生んでしまうのです。

・カウンセリングやセミナーには、「性格を変えたい」という人がたくさんこられます。そういう人たちは、「自分の性格を嫌って」います。そして、たいてい「なりたい性格」ではなく、多くの人が「なりたくない性格」の話をします。

・「知ってる」という本人は、それだけ知識も技術もあって、でもまだ、そこにいる、という病。これが「知ってる病」です。

・結果を変えたければ「つまらない」とか「あたりまえ」とか「それはおかしい」と感じたとしても自分の考え方のほうを否定してみることが必要なのです。だって「その」考え方でうまくいかないから、いろんなところを回っているのに。

・誰が困ってても、「知ったこっちゃない」。誰かに何か言われても「知ったこっちゃない」。冷たいと思われても「知ったこっちゃない」。わざわざ他人の問題を拾いにいかない。

・「息」というのは「自らの心」と書きます。「息」を大切にするということは「自分の心」を大切にすることでもある。

・喫煙者は、1日何回も、タバコを吸うたびに深呼吸します。タバコのリラックス効果っていうのは、この「深呼吸効果」じゃないかと思うのです。

・犯罪を犯すような人は、親にも怒られていたし、先生にも怒られてきたんです。ずっと怒られてきたから、慣れているんです。おまわりさんに怒られたくらいでは、びくともしません。

・「ま、いっか」は、あなたの執着を手放す、魔法の言葉です。

・現状を否定して、別の環境に身をおいても、もしくは別の仕事を始めたとしても、すぐに不満が噴出します。それは「現状を否定する考えグセ」があるからです。

・どんな状況でも、どんな条件でも、現状を肯定する。すると、今の場所でも幸せだし、次の場所でも幸せ。ずっと幸せでいられます。

・自分が嫌われていると思っている人は、まわりにいる100人のうち、98人が応援してくれていても、そこには気づきません。応援してくれない人が2人いるという現実をにらみ続けています。自分が幸せだと思っている人は、98人に感謝しまくっています。

・「私は幸せでない」と考えていると、その「幸せでない」と思える証拠ばかりを集めるんです。最初に「私は幸せではない」という「考え方ありき」だったりするんです。「思考が先で現実が後」なのです。

・「こうしたい」「好き」という自分の気持ちよりも「正しい」「まわりが認めてくれること」など他人がくれる正解にこだわっているのです。

・「否定する」ということは「自分が正しい」「自分のほうがマシ」と考えているからです。

・「私は正しい」でも「あなたは間違っている」。これが問題を引き起こします。すべての争いごとは、このようにして起こり始めます。

・自信があるからやるんじゃないんです。やってみて、できたから自信が少しずつついてくる。自分の可能性を信じられるようになるんです。

・「ストレス=我慢=言いたいことを言ってない」なのです。それが、心をすりへらす。「ちゃんと言う勇気」、それだけが、人生を変えていくのです。

・「してほしい」「しないでほしい」「したい」「したくない」と、ちゃんと、言おう。ちゃんと言うと、世界が変わる。

・いつも我慢している人はまわりに「のに」という「貸し」をいっぱいしているという感覚があるのです。だから、いつか返してもらおうと思っている。だから、まわりが「返してくれるかどうか」をチェックしていたりします。





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