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『雑談力が上がる話し方』 [☆☆]

・雑談というのは会話ではなくコミュニケーション。「中身がない話」であることに意味があるのです。

・初対面の人同士でもリラックスして雑談できるような精神の安定感を持っている。すなわち社会性がある。そこまでのことが30秒で見破られてしまう。

・「雑談=中身のないムダ話」は正解ですが、「雑談=必要のない話」というのは大きな間違い。雑談には「中身がない」からこそ、する意味があるのです。

・私たちの会話には「要件を伝える会話」と「それ以外の会話」の2種類しかありません。そして「雑談」とは「要件以外の話」です。

・雑談は、価値観を発表したり、押しつけ合ったり、議論したりするものではありません。相手を「受け入れる」ための行為です。

・重要なのは「頭から否定しない」「反対意見から入らない」ということ。のっけから「いやいや」「そうじゃない」「そうは思わない」では、場の空気を作るどころか、ブチ壊しかねません。

・今は、相手に興味を持たれることを面倒くさがる風潮が強くなっています。

・いくら話題に行き詰っても、雑談で悪口や陰口の類を持ち出すのはやめるべきです。

・コミュニケーションツールとして、私のオススメは「フリスク」とか「ピンキー」とかいったミントタブレットです。言ってみれば、大阪のオバチャンが得意としている「アメちゃん攻撃」といったところでしょうか。

・雑談から透けて見えるのは、その人の育ちのよさ。家柄がよいということではなく、人間関係に恵まれて明るく育っているという意味です。

・誰とでも上手に話ができて、全員と適度な距離感が保てる。だから偏りがなく公平で、客観的な判断ができる。そんな人からは、人間としての「器の大きさ」も感じられます。

・話術自体は巧みでも、話す相手を選ぶ人、苦手な相手とは話せない人というのは、どこか器が小さい感じがしてしまいます。

・企画会議は飲み会のように、飲み会は企画会議のように。ビジネスマンにとって、仕事中にもオフタイムにも共通する、場を盛り上げるコツです。

・会社というのは仕事をする場ですが、それ以前に生活空間でもあります。会社員の人は、日常のほとんどの時間を会社で過ごすわけですから、そこの居心地が悪いのでは非常に精神衛生上よろしくありません。

・「そういった場合は~」などと正面からアドバイスしなくてもいい。相手にとっては、話したことだけでストレスが減ってくるというもの。

・私は、日本人が英会話を苦手としているのは雑談力がないからだと考えています。

・雑談で大切なのは共感することです。一方が何かを話したら、もう一方が「そうそう」「そういうの、あるよね」と応える。相手の言うことに共感し、同調することで雑談はより盛り上がる。





雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール

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雑談力が上がる話し方

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