『薬を使わない薬剤師の「やめる」健康法』 [☆☆]
・基準値より高いからというだけで血圧を下げてしまうと、末梢血管に血液がいかなくなって体調が悪くなったり、脳に血液がいかなくなって認知症を発症したりすることがあるのです。
・タミフルの効果とは、ウイルスを撃退することではなく、ウイルスの増殖を抑えることなのです。そのためタミフルを飲んでも、発熱の期間を1日程度短くするだけだと言われています。
・カゼ薬に入っている抗コリン薬は、鼻水を止めるという「主作用」がある一方で、汗を止めるという「副作用」があり、熱中症になる人がいる。
・「副作用なんて出たことがない」という人もいますが、それは感じたことがないだけであって、副作用がないわけではないのです。
・がん細胞は、体温が39度を超すと死滅するという説があります。熱が出たとき「これでがん細胞ゼロだ!」とポジティブな気持ちでいた方が身体は楽に感じられます。
・今、降圧剤による認知症が問題になっています。高い血圧を薬で無理に下げることで、認知症になる人が相当数いるのではないかというのです。
・実は、コレステロールが動脈硬化を引き起こすとされる根拠は、ウサギを使った実験によるものでした。この実験には重大な見落としがあります、ウサギは草食動物ですから、肉は食べません。つまり、餌からコレステロールを摂る仕組みが、身体に備わっていないのです。実際に、応用の実験を犬で行なったところ、アテロームは生じなかったのです。
・近年の研究によって、血中コレステロール値が下がると免疫力が低下し、感染症やがんになりやすいこと、コレステロール値が高い方ががんになりにくいことがわかってきました。
・厚労省は、ここ20年で若年者の感染が増え、子宮頸がんで亡くなる人が1.5倍になったと言っていますが、もしそれが本当なら、それは感染する人が増えたからではなく、免疫力が低い人が増えたからでしょう。
・感染することと発症することは別問題であり、免疫力が高ければ、感染しても発症しないのです。
・抗うつ薬もまた、症状を抑えるだけであって、うつ病を治すものではないのです。ということは、抗うつ薬を服用して症状を抑えながら以前と同様の生活をするのは、自分にむち打つのと同じこと。うつ病が治るどころか悪化してしまいます。
・抗うつ薬の副作用の一つは「うつ状態」という、笑えない事実があります。抗うつ薬には、うつ状態になる、自殺願望が高まる、自傷行為をする、攻撃的になって人に暴力を振るう、といった副作用があるのです。
・うつ病になったことを一つのきっかけととらえて、思い切って生き方を変えられるなら、それに越したことはありません。学校に原因があるなら学校を、会社に原因があるなら会社を辞めるという決断も、一つの解決法です。
・胃もたれや胃痛は、「無理に食べないでほしい」という身体のサインです。そんなときは、薬で症状に蓋をせず、無理に食べずにしばらく休んでみてください。1日やそこら、水分をちゃんと摂れば、何も食べずにいても大丈夫です。
・やすらぎや幸福感を与えてくれる神経伝達物質・セロトニンは、95%が腸で作られるという報告もあります。つまり、セロトニンが減ることで起こるうつ状態などにも、腸がかかわっている可能性があるわけです。
・便秘薬を常用している人の中には、「1日に1回必ず排便しないといけない」と神経質になっている人もいますが、排便リズムは人それぞれです。1日に3回排便するという人も、3日に1回という人もいていいのです。
・湿布を慢性的に使用しているために、胃を痛めている人がいます。これは、湿布の成分である消炎鎮痛剤が胃を荒らすため。胃に痛みや不快感があっても、まさか湿布のせいだと気づかないことが多いかもしれませんが、「実は湿布のせいだった」ということもあるのです。
・がん細胞は低体温、無酸素の状態で増殖すると言われています。ストレスや冷え、運動不足などで身体が低体温、低酸素になっている人は、がんを発症しやすいのです。
・キノコ抽出物で治った人もいれば、海藻抽出物で治った人もいれば、温熱療法で治った人もいます。要は、その人が心底信じること、そして、それまでの生活習慣を改めることで、劇的に免疫力が上がり、がんを自ら治したのだろうと思う。
・もしも身長を変えられる薬があったら、きっと身長にも基準値が設けられて、薬が処方されるのではないでしょうか。「あなたは180センチですね。基準値は170センチですから、身長を下げる薬を出しましょう」といった具合です。
・今のところ、変えられる薬がない身長は「個性」として受け止められていますが、変えられる薬のある血圧やコレステロール値は、個性であっても「病気」にされてしまうのです。
・どれくらいの人がピロリ菌を持っているかというと、日本人全体では約50%、50歳以上の人では約80%という調査結果があります。ところが、50歳以上の人の80%が胃がんになるかと言えば、そんなことはありません。ピロリ菌がいたからといって、全員が胃がんになるわけではないのです。
・鼻呼吸のポイントは、口を閉じたときの舌の位置です。舌先が、下の歯の内側についている人は口呼吸をしている可能性が高く、上の歯の内側についている人は、鼻呼吸ができている可能性が高いのです。
・深呼吸するときは「息を吐いてから、吸う」ようにしましょう。日本人は、ラジオ体操や学校の体育で「吸ってから吐く」ように指導されるため、深呼吸というと、まず息を吸う人がほとんどです。そもそも吸ってから吐くなら、「呼吸」ではなく「吸呼」ですよね。
・肩甲骨は健康のコツ、動かせば代謝がよくなる。
・腕を後ろに引くことを意識すると、歩き方が変わります。蹴りが強くなって足が上がるようになり、ふくらはぎのポンプ作用が活発になります。
・吸ってから吐く深呼吸といい、手を前に出して歩く行進といい、体育座りといい、日本の体育にはおかしなところが多々あります。
・1分間「好き好きエクササイズ」をしてもらうことにしています。方法はとても簡単で、声に出して「好き、好き」と繰り返すだけ。「す」で思い切り口をすぼめ、「き」で思いっ切り口角を上げるのがポイントです。口角を上げることでセロトニンが放出されます。
・強い怒りは、なかなかコントロールできません。けれども、口角を上げるだけなら、比較的簡単にできます。怒るのはやめられなくても、怒った顔をやめることは、少しの努力でできるのです。
・いざというとき口角を上げるには、日頃のトレーニングが大事です。「好き好きエクササイズ」や「スマイルエクササイズ」ももちろん役に立ちます。
・口角を上げるのは「い」という母音ですから、「い」が入っていればいい。
・タミフルの効果とは、ウイルスを撃退することではなく、ウイルスの増殖を抑えることなのです。そのためタミフルを飲んでも、発熱の期間を1日程度短くするだけだと言われています。
・カゼ薬に入っている抗コリン薬は、鼻水を止めるという「主作用」がある一方で、汗を止めるという「副作用」があり、熱中症になる人がいる。
・「副作用なんて出たことがない」という人もいますが、それは感じたことがないだけであって、副作用がないわけではないのです。
・がん細胞は、体温が39度を超すと死滅するという説があります。熱が出たとき「これでがん細胞ゼロだ!」とポジティブな気持ちでいた方が身体は楽に感じられます。
・今、降圧剤による認知症が問題になっています。高い血圧を薬で無理に下げることで、認知症になる人が相当数いるのではないかというのです。
・実は、コレステロールが動脈硬化を引き起こすとされる根拠は、ウサギを使った実験によるものでした。この実験には重大な見落としがあります、ウサギは草食動物ですから、肉は食べません。つまり、餌からコレステロールを摂る仕組みが、身体に備わっていないのです。実際に、応用の実験を犬で行なったところ、アテロームは生じなかったのです。
・近年の研究によって、血中コレステロール値が下がると免疫力が低下し、感染症やがんになりやすいこと、コレステロール値が高い方ががんになりにくいことがわかってきました。
・厚労省は、ここ20年で若年者の感染が増え、子宮頸がんで亡くなる人が1.5倍になったと言っていますが、もしそれが本当なら、それは感染する人が増えたからではなく、免疫力が低い人が増えたからでしょう。
・感染することと発症することは別問題であり、免疫力が高ければ、感染しても発症しないのです。
・抗うつ薬もまた、症状を抑えるだけであって、うつ病を治すものではないのです。ということは、抗うつ薬を服用して症状を抑えながら以前と同様の生活をするのは、自分にむち打つのと同じこと。うつ病が治るどころか悪化してしまいます。
・抗うつ薬の副作用の一つは「うつ状態」という、笑えない事実があります。抗うつ薬には、うつ状態になる、自殺願望が高まる、自傷行為をする、攻撃的になって人に暴力を振るう、といった副作用があるのです。
・うつ病になったことを一つのきっかけととらえて、思い切って生き方を変えられるなら、それに越したことはありません。学校に原因があるなら学校を、会社に原因があるなら会社を辞めるという決断も、一つの解決法です。
・胃もたれや胃痛は、「無理に食べないでほしい」という身体のサインです。そんなときは、薬で症状に蓋をせず、無理に食べずにしばらく休んでみてください。1日やそこら、水分をちゃんと摂れば、何も食べずにいても大丈夫です。
・やすらぎや幸福感を与えてくれる神経伝達物質・セロトニンは、95%が腸で作られるという報告もあります。つまり、セロトニンが減ることで起こるうつ状態などにも、腸がかかわっている可能性があるわけです。
・便秘薬を常用している人の中には、「1日に1回必ず排便しないといけない」と神経質になっている人もいますが、排便リズムは人それぞれです。1日に3回排便するという人も、3日に1回という人もいていいのです。
・湿布を慢性的に使用しているために、胃を痛めている人がいます。これは、湿布の成分である消炎鎮痛剤が胃を荒らすため。胃に痛みや不快感があっても、まさか湿布のせいだと気づかないことが多いかもしれませんが、「実は湿布のせいだった」ということもあるのです。
・がん細胞は低体温、無酸素の状態で増殖すると言われています。ストレスや冷え、運動不足などで身体が低体温、低酸素になっている人は、がんを発症しやすいのです。
・キノコ抽出物で治った人もいれば、海藻抽出物で治った人もいれば、温熱療法で治った人もいます。要は、その人が心底信じること、そして、それまでの生活習慣を改めることで、劇的に免疫力が上がり、がんを自ら治したのだろうと思う。
・もしも身長を変えられる薬があったら、きっと身長にも基準値が設けられて、薬が処方されるのではないでしょうか。「あなたは180センチですね。基準値は170センチですから、身長を下げる薬を出しましょう」といった具合です。
・今のところ、変えられる薬がない身長は「個性」として受け止められていますが、変えられる薬のある血圧やコレステロール値は、個性であっても「病気」にされてしまうのです。
・どれくらいの人がピロリ菌を持っているかというと、日本人全体では約50%、50歳以上の人では約80%という調査結果があります。ところが、50歳以上の人の80%が胃がんになるかと言えば、そんなことはありません。ピロリ菌がいたからといって、全員が胃がんになるわけではないのです。
・鼻呼吸のポイントは、口を閉じたときの舌の位置です。舌先が、下の歯の内側についている人は口呼吸をしている可能性が高く、上の歯の内側についている人は、鼻呼吸ができている可能性が高いのです。
・深呼吸するときは「息を吐いてから、吸う」ようにしましょう。日本人は、ラジオ体操や学校の体育で「吸ってから吐く」ように指導されるため、深呼吸というと、まず息を吸う人がほとんどです。そもそも吸ってから吐くなら、「呼吸」ではなく「吸呼」ですよね。
・肩甲骨は健康のコツ、動かせば代謝がよくなる。
・腕を後ろに引くことを意識すると、歩き方が変わります。蹴りが強くなって足が上がるようになり、ふくらはぎのポンプ作用が活発になります。
・吸ってから吐く深呼吸といい、手を前に出して歩く行進といい、体育座りといい、日本の体育にはおかしなところが多々あります。
・1分間「好き好きエクササイズ」をしてもらうことにしています。方法はとても簡単で、声に出して「好き、好き」と繰り返すだけ。「す」で思い切り口をすぼめ、「き」で思いっ切り口角を上げるのがポイントです。口角を上げることでセロトニンが放出されます。
・強い怒りは、なかなかコントロールできません。けれども、口角を上げるだけなら、比較的簡単にできます。怒るのはやめられなくても、怒った顔をやめることは、少しの努力でできるのです。
・いざというとき口角を上げるには、日頃のトレーニングが大事です。「好き好きエクササイズ」や「スマイルエクササイズ」ももちろん役に立ちます。
・口角を上げるのは「い」という母音ですから、「い」が入っていればいい。
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