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『哲学者、競馬場へ行く 賭博哲学の挑戦』 [☆]

・賭けが快楽であるのは、徹底した計算のうえで、それが裏切られるポイントがみえてしまうことにある。厳密に考え切った末に、でも自分のコントロールできない向こう側が、こっちに迫ってくるのが感知されることにある。

・交換できないもの、等価であるとは思えないものを、無理矢理等価にしてしまう力こそが、貨幣が貨幣たる本質ではないかということなのである。

・お金がお金であるためには、交換不可能なものを交換させるという、パラドックスのような魔法をひきうけることが必要だといっているのである。




哲学者、競馬場へ行く

哲学者、競馬場へ行く

  • 作者: 檜垣立哉
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2014/11/21
  • メディア: 単行本



タグ:檜垣立哉
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