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『新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方』 [☆☆]

・近代戦をやらない軍隊は単なる官僚組織ですから、評価基準になるのは、東条英機が長けていた記憶力や文章作成能力。

・タタール人は、ムスリムで産児制限をしないから、人が溢れて職にあぶれる。そこへアルカイダ系が入って来る。非常に難しい地域です。

・ロシア人は、貧乏な人を基本的に尊敬しません。ウクライナをどうして軽く見るかというと、貧乏だからです。

・イランなどでは時間婚というのが発達しています。結婚時間三時間、慰謝料三万円とか。

・安倍政権は非常に近い視野しか持っていません。単細胞という批判もありますが、私に言わせれば、半細胞です。

・外交当局は期待値下げオペレーションをやるものなのです。落語の「手遅れ医者」と同じです。始めにて遅れと言っておけば、うまく治ったときは名医ということになる。

・いかなる想像力も、全くの真空には羽ばたけず、いかなる夢幻の花も樹根は現実に根ざさねば枯死する。

・ウクライナ問題がなぜ解決しないのかというと、誤解を恐れずに言えば、まだ殺し足りないからです。パレスチナ問題が解決しない理由も、流血の不足です。

・「この争いは無益だ」と思うためには、一定の数の人間が死なないとダメなのですが、それは、ある国では何十人、ある国では何万人になる。

・ヘーゲルは歴史は繰り返すと言ったが、そのとき一言付け加えるのを忘れていた。一回目は悲劇として、二回目は喜劇として。




新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)

新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)

  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/11/20
  • メディア: 単行本



新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)

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  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/11/20
  • メディア: Kindle版



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