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『偏差値29からなぜ東大に合格できたのか』 [☆☆]

・私たちは行動や選択をする際には必ず自分のメンタルセットに「どうする?」と相談しているのです。

・メンタルセットは自分の心構えですから、「もしかして自分はネガティブなメンタルセットを持っているんじゃないか?」と自覚することで変えていくことができます。

・成功は、「するもの」というより「気づくもの」。もし、人が「失敗」と呼ぶものの中に「成長」を見つけ出せるのならば、それはもはや失敗ではなく成功なのです。

・子供によっては、叫ぶと母親が来て抱っこをしてくれると覚え、構ってほしいときにわざと転んで泣くようになる赤ちゃんもいるそうです。

・親が子供を愛するがゆえに「失敗させまい」と手を差し伸べる行為は、かえって子供の「失敗してはいけない」という固定タイプのメンタルセットを強めてしまうのです。そして、結果的に伸びていくはずだった能力を止めてしまうことになります。

・アドラーの心理学では、「勉強したくない」という思いが先にある場合、嫌な原因を探して取り除くのではなく、「ではどんな勉強ならしたいのか」と、やりたくなる方法を探すことが有効とされています。

・親にしろ教師にしろ、子供に問題点があるとき、解決策を一緒に考えるでもなく、前向きな方向性をアドバイスするでもなく、ただマイナスのレッテルを貼って責めるだけというケースがよくあります。親は自分の言いたいことを言えれば気が晴れるでしょうが、それはあまりに一方的な行為です。

・人間は「無意識のうちにでも、自分が発言したことと整合性がとれる行動をとってしまう」、そして「何度も繰り返して聞いたことを信頼しやすい」という性質があります。つまり、何度曲を聴いても一緒に歌っていると、いつの間にかその思考は自分の脳に取り込まれていくわけです。

・本当に大切なのは、子供に「何をあげるか」(物)ではなく「どんなふうに与えるか」(体験)なのです。

・漫画は害悪であるという固定観念にとらわれるあまりに、子供が支えとする言葉を見つける機会を奪っているかもしれません。

・暗記法の中で、群を抜いて「役に立った!」という声を聞くのが「チラポイ法」です。まず、単語帳くらいの大きさのカードを用意してください。そして、カードの表に「暗記したい用語」、裏に「意味」を書いておきます。それらを混ぜ、一番上から用語を見ていきましょう。もし、すぐに意味が浮かぶようなら(1)の場所へ、浮かぶまでに時間がかかったなら(2)の場所へ、まったく意味が浮かんでこなかったら(3)の場所へと、位置を変えて机の上にカードを置きます。すべて終わったら(3)のカードだけをやり直し、すぐに浮かんできたら(2)へ、浮かばないなら(3)へ置きます。何度か繰り返していくうちに(3)のカードがなくなるので、そうしたら次は(2)のカードに手をつけ、同じように分けていきます。(1)はすでに頭に入っているので、その日はやり直す必要はありません。すべて終わったら、2、3日後に再び同じように、(1)(2)(3)に分けて暗記していきます。これを何度も繰り返していくのですが、3回ほどやっていつも(1)にあるようなカードは、もう完全に脳に定着しているので捨ててしまって構いません。

・試験で大切なのはインプットではなく、アウトプットできるかどうかということを忘れてはなりません。質問に答えることによって、初めて点を取ることができます。

・知識だけもっていたとしても、使い方がわからなければ意味がないのです。

・あの入試問題を解いて合格するまで頑張り抜いた、努力する力をもっているということが東大生のもっとも評価される点なんだ。

・最も難しいのは、これはやらなくてもいいときっぱり捨てられる箇所ではなく、一般的にはやるべきとされているけれど、自分には不要だと思われる箇所を捨てられるかどうかの判断です。





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