SSブログ

『頭を前向きにする習慣』 [☆☆]

・世界的なブランドとなった日本の優良企業の社長や全社経営幹部は99%日本人だが、実績を上げていてもそこから引き抜かれ、多国籍企業の経営幹部として活躍することはほぼ聞かない。トップクラスの経営者とは全く見られていないため、ヘッドハンティン部の対象にもなっていない。

・規制や国際標準なども変わっていくので、かなりの量の英語のブログ記事、新聞記事、資料などを読まないと本当はついていけない。ところが、英語が苦手な日本人は、英語での情報収集をほぼ全く考えていない。

・英語の情報をほぼ全く読まない日本人は世界共通のニュース、出来事から置いてきぼりにされている。

・全世界的に流通している重要な情報が100とすると、そのうち10~20程度が繰り返し報道され、残りはほぼ存在しないのと同じ扱いになっている。

・「じっくり考えたい」と言いつつ、実は目立つと色々面倒くさかったり大変になったりするので、控えめにしているだけという日本人もかなり多いのではないだろうか。

・日本の「ものづくり」の強みは、「品質の高さ」と「徹底的な商品改善力」にある。

・大量の資料を読んで理解することと、自分の頭で独自に考え、自分なりにどうすべきかを整理し直すこととの間には、考えの深さと理解度のギャップがあり、前者に頼り切ってしまうと頭を使わなくなってしまう傾向がある。

・何事に対しても、すぐ結論を出すか、結論を出さずに引き延ばすかは、本人の「決め」と「習慣」の問題だと思ったほうがいい。

・「決め」というのは、「ある程度情報収集をし、検討もしたら、気にし過ぎずに決めてしまおう」という意味だ。結論を先延ばしにすることで答えの精度が上がることは、ほぼない。

・決めたくないばかりに、必要以上に検討時間をかけることも、やたらと多い。

・A案とB案のどちらを採るかで悩んでいる時は、実はどちらでも大差ないので、サイコロでもじゃんけんでも占いでもやってさっさと決め、行動に移すほうがよい。

・悩む場合は、どちらでもいいから行動し、改善を繰り返すほうがずっとよい。決めと実行のスピードの方が大切だ。

・友達をつかまえて愚痴を延々と言っている人もいるが、それとの大きな違いは、紙の上に書くことで自分が何を言っているのか、いったい何に反発しているのかをはっきり認識し、自分の目で確認することである。

・「夢を紙に書くと実現する」というメカニズムについては、かなり昔から注目されている。正月に神社に行って書く絵馬も、祈願する方法であり、平安時代から続いている習慣だ。



頭を前向きにする習慣 (幻冬舎エデュケーション新書)

頭を前向きにする習慣 (幻冬舎エデュケーション新書)

  • 作者: 赤羽雄二
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: 新書



タグ:赤羽雄二
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 0