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『ふたりの微積分』 [☆☆]

・その目的は、証明をつうじて、厳密で抽象的な数学の味を教えることだった。純粋数学を志す者なら、そういう数学が得意でなければいけないからだ。

・数学者は社交下手で知られている。仲間内にこんな古いジョークがある。問:外交的な数学者の見分け方は? 答:君の足元を見ながら話しかけてくる。

・ただ一つ思い出す癖は咳払いだ。それもしょっちゅうで、うるさい。吠えるような音をたてる。でも数学の天才にしては、そんな癖などあってなきが如しだ。

・数学でも他の芸術と同じようにすぐれたものはちゃんと伝わって若い学徒を感動させるんだなあ。

・微積分の偉大な功績は、無限を手なずけ、使いこなしたことにある。



ふたりの微積分――数学をめぐる文通からぼくが人生について学んだこと

ふたりの微積分――数学をめぐる文通からぼくが人生について学んだこと

  • 作者: スティーヴン・ストロガッツ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2012/10/24
  • メディア: 単行本



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