『浜村渚の計算ノート 7さつめ 悪魔とポタージュスープ』 [☆☆]
・やっぱり彼女は、何か数学的な発見をし、それが楽しくてしょうがないのだ。僕たちには見えないものを見ることのできるタイプの人間だ。
・アメリカのインディアナ州ってところでは「解けたことにしちゃおう」っていう法律までできそうになったんですよ。数学上の不可能なことをできたことにする法律なんて、いかにもアメリカらしい。
・「まったくお前ら、いつまで数学の話、してるんだよ」「死ぬまでずっと、ですよ」
・実際、数学教育ほど多くの傲慢な優等生と卑屈な劣等性を作り上げてきたものはないわけです。
・自然数ってのは、隣同士、強い絆で結ばれてるみたいだね。「4」っていう数は「3」の後者にしかなりえないんだよ。私の居場所はあなたの後にしかないんだ……って、そんなセリフが聞こえてきそうなんだけど。
・日本人はとかく、腹芸で、談合で、むにゃむにゃと、「そこはそれ、キミィ、わかるでよ。ねっねっねっ」てな調子で、万事を運ぼうとする人種である。
・日本人はもっと理系の思考法を取り入れるべきなのだ。字あまりで言葉にしにくい情緒纏綿文化もあっていいけれど、その一方、国際的な情報世界で生きるためには、冷酷なほど剰余のない硬質な文化が必要になると考える。
・アメリカのインディアナ州ってところでは「解けたことにしちゃおう」っていう法律までできそうになったんですよ。数学上の不可能なことをできたことにする法律なんて、いかにもアメリカらしい。
・「まったくお前ら、いつまで数学の話、してるんだよ」「死ぬまでずっと、ですよ」
・実際、数学教育ほど多くの傲慢な優等生と卑屈な劣等性を作り上げてきたものはないわけです。
・自然数ってのは、隣同士、強い絆で結ばれてるみたいだね。「4」っていう数は「3」の後者にしかなりえないんだよ。私の居場所はあなたの後にしかないんだ……って、そんなセリフが聞こえてきそうなんだけど。
・日本人はとかく、腹芸で、談合で、むにゃむにゃと、「そこはそれ、キミィ、わかるでよ。ねっねっねっ」てな調子で、万事を運ぼうとする人種である。
・日本人はもっと理系の思考法を取り入れるべきなのだ。字あまりで言葉にしにくい情緒纏綿文化もあっていいけれど、その一方、国際的な情報世界で生きるためには、冷酷なほど剰余のない硬質な文化が必要になると考える。
浜村渚の計算ノート 7さつめ 悪魔とポタージュスープ (講談社文庫)
- 作者: 青柳 碧人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: 文庫
浜村渚の計算ノート 7さつめ 悪魔とポタージュスープ (講談社文庫)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/02/15
- メディア: Kindle版
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