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『世界が称賛する日本人が知らない日本』 [☆☆]

・日本人はグループを組むと何倍もの能力を発揮する。

・日本人の学生は、一人ひとりではあまり意見発表をしないが、グループで共同研究をさせると、途端に何倍もの力を発揮する。

・日本人が英語をマスターするのも2000時間ほど必要と言われており、特に日本人が語学下手という訳ではありません。

・中学から高校まで1300時間こなしていますが、間延びして6年もかけているので、実質は500時間ほどにしかなりません。

・地面に座っている子供たちが、強盗に襲われたり、暴力を振るわれたりする社会なら、彼らもこんな真似はできない。

・貴重な文化財を管理・保存し、展示するという「博物館」の概念は、16世紀フィレンツェのウフィチ美術館、18世紀中葉の大英博物館、同世紀末のルーブル美術館などを通じて確立されたものだが、この意味で正倉院は現存する世界最古の博物館と言っていい。

・人々は、堕胎や間引きという一種の産児制限により、人口増加のペースを落とし、一人当たりの所得水準を逆に高めたようだ。そして、ここで作り出された余裕が次の第四の波を生み出す原動力となる。

・中国では1851年から14年間続いた太平天国の乱で5千万人もの死者を出したと言われている。また毛沢東の「大躍進」政策では、餓死者2千万~3千万人が出たと推定されている。

・ケの日は普段通りの日常生活を送るが、それが続くと次第に生きるエネルギーが枯渇してくる。それが「ケ枯れ」(汚れ)である。「ケ枯れ」を回復するために、人々はハレの日の祭事を行なう。

・経済的な成功の意味は、その富を奢ることではない。富を自分の価値のあると思うことに、自由に使えることだ。

・我々の自由は、常に脅かされている。たとえばかつてのソ連や北朝鮮、そして現在においても中国のような全体主義国家を賛美してきた左翼勢力は、偏向報道や偏向教育を通じて、我が国を自由なき国にしようと日夜、努めている。

・その国がどのような人を誇りとしているのか知ることによって、その国民の伝統精神や理想をうかがうことができる。

・急速に統合化が進む19世紀の世界には、一つの社会だけが全体から離れ、独自のルールにしたがって暮らしていけるような場所はなかった。

・17世紀には、日本が世界に扉を閉ざす権利を問題にする者はなく、その方針に異議を唱えるだけの力を持った外国勢力もなかった。しかし19世紀になると、日本の孤立は国際秩序への侮辱とみなされ、また西洋列強も、日本の孤立を終わらせる手段を所有するようになっていた。

・日露戦争では、東洋の強国が西洋の強国に勝利したのではなく、むしろ近代化の進んできた日本が近代化の遅れたロシアに勝ったというべきなのである。

・日本が西洋の競争相手を凌ごうとしたのに対し、ユダヤ人は、西洋の基本教義を改め、書き直し、新たなものに取り替えようとした。

・日本人の業績は典型的な達人のものであり、ユダヤ人の成功の頂点には天才がいたのである。

・「明治維新」も、過去を否定した「革命」ではなく、あくまで「維新」("Restoration"=復古)なのであった。

・シオニストは、異境で迫害され続けた直近の過去を拒絶して、ユダヤ人が政治的主権を持っていた聖書の時代を志向した。明治の指導者たちは、封建性をとっていた直近の過去を拒絶して、天皇が名実ともに支配者とされていた千年前の平安時代初期を目指した。

・高齢化社会になって、80代でも健康なお年寄りが多い中で、定年後20年も年金を貰って「楽園」で寝そべっている生活がいいのか、それとも自分の経験や技術を生かして、世の中に貢献する生活がいいのか。

・日本国内の反国旗・反国歌教育の結果、我が国の青少年は他国に国旗・国歌に敬意を払うという国際常識を知らずにきてしまったのである。

・国家にとって国旗とは、人間にとっての顔にあたるものだ。顔を見れば、誰それだ、と分かるように、ユニオン・ジャックを見れば、すぐイギリスを連想する。

・自由や人権を享受したいなら、健全な民主政治が不可欠であり、その為には、思想信条の違いはあっても、お互いに「私はアメリカ合衆国の国旗に忠誠を誓う」と、主体的に国家を支える国民の連帯が不可欠だ。国旗・国歌教育は、思想信条の自由を保障する基盤なのである。

・「国旗を強制することは、思想の自由に反する」という日本人の主張を聞いたらどう答えるだろうか。国家の庇護のもとに、自由や人権を享受しながら、国民としての義務を考えない、自分勝手な子供の言い分だと言うだろう。

・国王陛下に対しては、直接"You"と話しかけるのではなく、"Your Majesty"(あなたの尊厳)に対して呼びかけるのが、礼儀である。さすがに国王に対しては、「I」対「You」という対等な関係に置くことが憚れるからであろう。

・外国人が自然な日本語を話そうとすれば、自らこうした「人称代名詞による対立関係を避ける」「目上・目下に対する親族用語を使い分ける」「他人にも疑似親族用語を使う」といった語法を身につけなければならない。

・日本人が英語社会で暮らしていると、「I」対「You」の一本やりで、個人同士の対立関係に慣れていく。相手との目上・目下関係、疑似家族関係など一切気にしなくてもよいので、知らない人にでも気軽に声をかけられるようになる。

・自分の身体を一本の木のように捉えれば、枯れかかってから世話を始めるのではなく、若木の頃から適度の水や肥料をやり、虫をとって、大事に育ててこそ、健康で長命な成木になる。

・カッとしたとき、「これはないだろうっ!」と声を荒げるのと、「よくないね」と穏やかに言うのとではまったく違います。



世界が称賛する 日本人が知らない日本

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  • 作者: 伊勢 雅臣
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世界が称賛する 日本人が知らない日本 (扶桑社BOOKS)

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