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『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第5巻 生態学』 [☆☆]

・系とは互いに相互作用する一連の部分から構成される全体のことであり、互いの相互作用を理解することなしには部分も全体も理解しえないのである。

・熱帯では風は東から西に向かって吹き(貿易風)、中緯度では風は西から東に向かって吹き(偏西風)、北緯60度以北および南緯60度以南では風は東から西に向かって吹く(偏東風)。

・自治体は、年3%という見かけ上小さな成長率でも人口は23年ごとに倍増し、下水処理施設やその他の公共サービスもそれに応じて倍増させなければならなくなる。

・個体群が成長しより混み合ってくると、出生率は減少し、死亡率が増加する。

・現在の増加率(r)はおよそ1年に1.3%で1963年の2.2%よりも低い。これは出生率の減少が死亡率の減少よりも速かったからである。しかしながら、たとえこの傾向が続いたとしても、人口は2025年までに80億人になると予測されている。

・漁師は大きな魚を捕ることを好むので、1996年から1999年の間にオレゴン州沿岸沖での大規模な捕獲によってメスメバルの平均寿命は9.5年から6.5年に減少した。かくして1999年には、メスは平均して1996年より小さくなってしまった。この変化によってこの個体群のメスによって産み出される卵の平均数は減少し幼魚の平均成長率はおよそ50%減少してしまい、メバルの個体群密度は急速に低下してしまった。

・コーヒーはいまや発展途上国において原油に次ぐ最も貴重な輸出品目になっている。

・評価が困難であることは価値がないということではない。

・窒素ガスN2は地球の大気中の分子の78%を占めているが、ほとんどの生物はそれを利用することができない。2つの窒素原子を連結している強力な三重結合を切断することができないからである。

・生物の代謝活動を支えるエネルギーの大部分は有機炭素化合物の酸化によって得られている。

・人類は協調的行動を行なうことができる。人間社会では共同作業というのが根幹をなしている。

・最大の問題は、すべての国家の経済政策は結局のところ持続的経済成長を目的として構築されているという点である。

・人口が過剰で、限られた資源をめぐって国家間で競争が起きるような惑星である地球では、協調行動は年々困難になっていく。



カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第5巻 生態学 (ブルーバックス)

カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第5巻 生態学 (ブルーバックス)

  • 作者: デイヴィッド・サダヴァ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/09/19
  • メディア: 新書



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