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『いまさら翼といわれても』 [☆☆]

・悪意という言い方は大袈裟で、ほんの出来心からの悪戯とかだったのかもしれない。

・ふつうに作業してる人に「もたもたするな」って言わないと気がすまないタイプ。口癖は「勝手なことをするな」と「自分で判断しろよ」。

・特別な事が起きたとき特別に張り切るのは、実は簡単なことだ。体育祭で頑張ったり、親戚の結婚式で張り切ったりすることは難しくない。

・うまく言えないことなら、うまく聞くことも出来ないだろう。

・読書感想文ってのは読書の感想を書く宿題じゃなくって、どういう感想を書いたら先生にOKがもらえるか考える宿題だと思っていた。

・手を抜くためには手を抜かないということだろうか。

・ユーモアのセンスがすごくって、つらいときに読んでいるとにこにこしてしまうのに、楽しいときに読むと、なんだか胸の奥にかなしさが湧いてくる。

・やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に。

・少しぐらいは人助けをしてもいいじゃないか。……という気持ちにつけ込まれていたことに、気づいたんだよ。

・代表として俺が校長先生に謝りに行くよう担任に指導されたのは、俺がリーダーだったからか? 違う。俺が、文句を言わない子だったからだ。

・ただ、自分は便利に使われていたんだ、と気づいたのだ。

・お互い様だから手助けしようと思っても、相手もお互い様だと思ってくれているとは限らない。感謝して欲しかった訳じゃない。ただ、ばかにされるとは思っていなかった。



いまさら翼といわれても

いまさら翼といわれても

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2016/11/30
  • メディア: 単行本



いまさら翼といわれても【電子特典付き】 「古典部」シリーズ (角川書店単行本)

いまさら翼といわれても【電子特典付き】 「古典部」シリーズ (角川書店単行本)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2016/11/30
  • メディア: Kindle版



タグ:米澤穂信
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