『世界の混沌を歩く ダークツーリスト』 [☆☆]
・現在、麻薬は生産された国で消費されるという「地産地消」スタイルをとっていない。むしろ、輸出入を前提としたグローバルな商品となっている。
・マリファナはアメリカ人なら誰でも手に入れることができる。だからチャンスなんだよ。みんなが味を知っているってことは、いいものと悪いものの違いもわかるってことだろう。だから品揃えやサービスがいい業者が選ばれる。
・すでに合法化されているコロラド州ではアルコールからの税収よりも、マリファナからの税収の方が上回っているという。
・ボスがいる集団には暗黙のルールが存在していて、「勝手に話してはいけない」とか「ボスの許可がいる」とか、とにかくボスがOKしないことには何もできないのだ。
・ブカレストには野良犬が多い。以前、行政が一斉に駆除しようとしたところ、動物愛護団体などから苦情が殺到した。おかげで道のいたるところにウンコが転がっている。
・客として訪れる人に中には、肛門性交を要求してくる人がいるというのだ。いくつかの宗教では結婚相手以外との性交が禁止されているが、肛門への挿入はセックスに含まれないと解釈しているものもあるらしい。
・いかがわしい場所は治安が悪い、というのは常識だろうが、そうとも限らない。というのも、管理売春が行なわれている場所には、そこを掌握しているギャングのような連中が目を光らせているため、トラブルは起きないし、何か起きたとしても連中が片付けてくれるからだ。
・ちょっとした口利き料としては、昼飯代が浮くぐらいの金額が、いちばん誰かを怒らせたり傷つけたりせずに済む。
・南アジアの人々は無駄に話が長い。会話によるコミュニケーションを大切にする文化があるのだろう。
・世界的に非難されている業者にグローバル企業は仕事を頼めなくなってきた。企業のモラルが問われるからだ。
・取材前は、命の危険を伴う解体はさながら「裏稼業」であるかのように思えたが、現場を取材して見えてきたのは、労働者たちの悲痛な叫びと、改善を迫られた経営者の苦悩だった。
・「東南アジアは貧しい」というイメージは、すでに大きく現実から乖離している。
・日本で失敗した人が東南アジアで勝負できた時代は終わりました。いま上手くいっているのは、日本でも成功した人たちが経営する店がほとんどですよ。
・過去にもスラム街改革としてマンションが建設されたことがある。ところが、住人たちは居住権を又貸ししたり、転売したりしてしまい、結局住んでいるのは中産階級の人たちばかりになってしまったのだ。
・古今東西、旅人の到着を歓迎しないヤツは悪人なのである。
・アフリカでは携帯を使った電子送金が盛んで、現金を持ち歩く人は少ない。そのため、海賊は換金しやすい機材などを中心に奪っていくのだという。
・「9月が終わればクリスマスシーズン」といわれるほど、フィリピンの人たちはクリスマスに力を入れている。クリスマスに向けて強盗してでも資金を作ろうとする人もいるらしく、12月などは1年で一番強盗が多いそうだ。
・フィリピンでは若くして亡くなる人も多い。日本人のように80年スパンで人生を考えているわけではない。
・香港人の根底にあるのは、自主独立した自由を求める精神である。そしてそれを支えているのは、強い経済力と高い教育水準だ。しかし、香港の根幹というべき両者を伸ばし続けることは、格差を生み続けることでもある。
・前向きに生きているように見えた人であっても、絡んだ紐をほどかずに過去のしがらみは放置したままだった。
・組織だって声を上げることはなかった。とはいえ、多いときでは数千人単位からなる「群れ」の存在は、無視できない社会問題だ。
・「誰も行ったことのない強烈な場所」じゃなくて、「訪れた人も多い大都市の裏側」っていうのが興味をそそった。
・この程度の聞き込みで音を上げるようではジャーナリストとは言えない。断られてからスタートするぐらいでないと、本当に必要な情報の断片すら捉えることはできない。
・白い歯を維持して体臭もきつくないのは、彼女の生来の清潔感がかろうじて維持されているからだ。もしその矜持すら失ったら、彼女はもう一段、堕ちるのではないか。
・フレンドリーに接してくれる彼の口数の多さが、日頃の人付き合いの少なさを余計に物語っている。
・ハワイのホームレス増加も、家賃の高騰が最大の要因だった。
・怖いもの見たさで危ない場所に行って、「どうだ、すごいだろ」と見せる映像なら、ネットでも見られますからね。
・ただ「ここに行ってきました」で終わらせるのではなく、「お土産」を持ち帰ろうとは心がけています。
・現地で起きていることを淡々と紹介するべきだと思ってやっています。「かわいそう」とか「ひどい」とか、こっちの価値観で判断するのは違いますよね。
・マリファナはアメリカ人なら誰でも手に入れることができる。だからチャンスなんだよ。みんなが味を知っているってことは、いいものと悪いものの違いもわかるってことだろう。だから品揃えやサービスがいい業者が選ばれる。
・すでに合法化されているコロラド州ではアルコールからの税収よりも、マリファナからの税収の方が上回っているという。
・ボスがいる集団には暗黙のルールが存在していて、「勝手に話してはいけない」とか「ボスの許可がいる」とか、とにかくボスがOKしないことには何もできないのだ。
・ブカレストには野良犬が多い。以前、行政が一斉に駆除しようとしたところ、動物愛護団体などから苦情が殺到した。おかげで道のいたるところにウンコが転がっている。
・客として訪れる人に中には、肛門性交を要求してくる人がいるというのだ。いくつかの宗教では結婚相手以外との性交が禁止されているが、肛門への挿入はセックスに含まれないと解釈しているものもあるらしい。
・いかがわしい場所は治安が悪い、というのは常識だろうが、そうとも限らない。というのも、管理売春が行なわれている場所には、そこを掌握しているギャングのような連中が目を光らせているため、トラブルは起きないし、何か起きたとしても連中が片付けてくれるからだ。
・ちょっとした口利き料としては、昼飯代が浮くぐらいの金額が、いちばん誰かを怒らせたり傷つけたりせずに済む。
・南アジアの人々は無駄に話が長い。会話によるコミュニケーションを大切にする文化があるのだろう。
・世界的に非難されている業者にグローバル企業は仕事を頼めなくなってきた。企業のモラルが問われるからだ。
・取材前は、命の危険を伴う解体はさながら「裏稼業」であるかのように思えたが、現場を取材して見えてきたのは、労働者たちの悲痛な叫びと、改善を迫られた経営者の苦悩だった。
・「東南アジアは貧しい」というイメージは、すでに大きく現実から乖離している。
・日本で失敗した人が東南アジアで勝負できた時代は終わりました。いま上手くいっているのは、日本でも成功した人たちが経営する店がほとんどですよ。
・過去にもスラム街改革としてマンションが建設されたことがある。ところが、住人たちは居住権を又貸ししたり、転売したりしてしまい、結局住んでいるのは中産階級の人たちばかりになってしまったのだ。
・古今東西、旅人の到着を歓迎しないヤツは悪人なのである。
・アフリカでは携帯を使った電子送金が盛んで、現金を持ち歩く人は少ない。そのため、海賊は換金しやすい機材などを中心に奪っていくのだという。
・「9月が終わればクリスマスシーズン」といわれるほど、フィリピンの人たちはクリスマスに力を入れている。クリスマスに向けて強盗してでも資金を作ろうとする人もいるらしく、12月などは1年で一番強盗が多いそうだ。
・フィリピンでは若くして亡くなる人も多い。日本人のように80年スパンで人生を考えているわけではない。
・香港人の根底にあるのは、自主独立した自由を求める精神である。そしてそれを支えているのは、強い経済力と高い教育水準だ。しかし、香港の根幹というべき両者を伸ばし続けることは、格差を生み続けることでもある。
・前向きに生きているように見えた人であっても、絡んだ紐をほどかずに過去のしがらみは放置したままだった。
・組織だって声を上げることはなかった。とはいえ、多いときでは数千人単位からなる「群れ」の存在は、無視できない社会問題だ。
・「誰も行ったことのない強烈な場所」じゃなくて、「訪れた人も多い大都市の裏側」っていうのが興味をそそった。
・この程度の聞き込みで音を上げるようではジャーナリストとは言えない。断られてからスタートするぐらいでないと、本当に必要な情報の断片すら捉えることはできない。
・白い歯を維持して体臭もきつくないのは、彼女の生来の清潔感がかろうじて維持されているからだ。もしその矜持すら失ったら、彼女はもう一段、堕ちるのではないか。
・フレンドリーに接してくれる彼の口数の多さが、日頃の人付き合いの少なさを余計に物語っている。
・ハワイのホームレス増加も、家賃の高騰が最大の要因だった。
・怖いもの見たさで危ない場所に行って、「どうだ、すごいだろ」と見せる映像なら、ネットでも見られますからね。
・ただ「ここに行ってきました」で終わらせるのではなく、「お土産」を持ち帰ろうとは心がけています。
・現地で起きていることを淡々と紹介するべきだと思ってやっています。「かわいそう」とか「ひどい」とか、こっちの価値観で判断するのは違いますよね。
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