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『AIが文明を衰滅させる』 [☆☆]

・銀行口座の四桁の暗証番号は1234、1111、0000、1212、7777の五つですべての暗証番号の20%という。

・欧米に暮らす、競争に辟易とした外国の若者達が日本をある種のユートピアと見なし始める。

・溶け込めないのは日本語を学ぼうとせず、単にカネを稼ぎにやってきて、当てが外れ犯罪行為に走る輩なのだ。

・ピノチェト将軍はどえらく人気がないのだ。最大の原因は西側のジャーナリズムにある。最初はピノチェトを持ち上げながら、独裁的になると一転して猛烈な批判に転じた。いまならアウンサン・スー・チーへの評価逆転に似ている。

・島民とチリ本土との心理的対立は台湾の本省人vs外省人の軋轢、その歴史的な確執に似ている。同時に矛盾するがチリへの予算要求増額などのたかり根性は沖縄の政治と似ている。

・黄河文明よりも、揚子江文明が古いことは考古学的にもわかっているが、中国の政治主導の歴史観では「黄河文明四千年」ということになっており、それより古い文明は明らかに漢族のものではないから、あまり宣伝をしない。

・文書を偽造する人間は常に文書で裏付けしなければならない。だから私は図書館に通い詰めた。

・世の中の真理とは戦争はなくならないこと、平和を欲するなら戦争に備えよ、ということである。しかし、この世界の常識が日本には通じない。

・「無知はリベラルに弱く、リベラルは無知につけこむ」という特性があり、それを利用して日本の言論空間はひさしく左翼に蝕まれてきた。

・第一に大国であること、先進国であることの条件が「人口大国」であることを脅迫観念のように考えること自体が間違いで、ドイツもフランスも英国もさほどの人口ではない。

・日本の半分ほどの人口しか持たない国々が世界の大国として立派にその責を果たしています。

・人口減、労働力不足の対応策として外国人移民を増やせというのは、現在のタイミングで移民政策を進める必要がない。

・朝日は戦中、「精神力で勝てる」と終戦前日にも書いていたが、GHQがやってくると、コロッと立場を変えてマッカーサーにおもねりだした。その朝日におもねる文化人とかが、夥しく出て迷論を吐き続けた。



AIが文明を衰滅させる ガラパゴスで考えた人工知能の未来

AIが文明を衰滅させる ガラパゴスで考えた人工知能の未来

  • 作者: 宮崎正弘
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2017/12/05
  • メディア: 単行本



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