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『他人をバカにしたがる男たち』 [☆☆]

・もう少し丁寧に話せばいいのに、ものすごく高圧的。反論してこない人に、暴言を吐くんです。そういうタイプって、決まって社内的に「残念な人」なんですよ。

・社内的に残念な人ほど社外で偉そうに振る舞うのは、よくあること。なぜか、自尊心を守るために、です。

・匿名で人をこき下ろし「そーだ! そーだ!」と賛同されれば、「やっぱり自分は正しい」と安堵できる。「正義」の名を借りた中傷合戦に荷担すれば、自分の存在意義を誇示できる。

・脳の老化は得意分野以外の部分から進むため、過去の栄光は最後まで残り続けます。過去の栄光をつい口走ってしまうのは、いわば脳が老化している証拠なのです。

・失敗もしないけど成功もしない、よく動くけど勝手には動かない、下には意見するけど上には意見しない。この3つの条件を満たす人が、いちばん出世します。

・お金の価値を決めるのは絶対的な金額ではなく、相対的な金額であり、「いくら稼ぐか」ではなく「周囲より稼ぐ」ことを人は好む。

・会議はときに、「議論の場」から「自分の存在意義を示す場」に変わってしまうのです。

・35%になると多数派はただ単に「数が多い」だけのグループになり、40%になるとバランスが均衡する。つまり、6対4の比率になって、やっと男だの女だのという分け隔てが消え、個人の資質や能力が正当に評価される。

・人は感情で動く動物です。その感情を動かす唯一の手段が、円滑なコミュニケーションと言っても過言ではない。

・「今日と同じ明日がある」と安心できる状態のためには、自分も「ルールに違反しない」という責任をまっとうしなくてはなりません。

・「それでいいんだよ。ちゃんと頑張っているね」と、自分にアテンションしてくれる人がいたときに、初めて人は「自分の存在意味」を見出し、仕事を意味あるものにすべく前向きに取り組むことができる。

・求められる「役割」をしっかりと演じさえすれば、「居場所」と「存在意義」を見つけられる。

・つながるというのは、ある意味「スキル」だと割り切ることも大切です。話しかける、聞きまくる、挨拶する。その積み重ねが信頼関係構築の糸口になる。



他人をバカにしたがる男たち 日経プレミアシリーズ

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  • 作者: 河合 薫
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2017/08/09
  • メディア: 新書



他人をバカにしたがる男たち

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  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2017/08/08
  • メディア: Kindle版



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