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『伝える力』 [☆☆]

・余計なプライドを持っている人は「そこまで」だということです。意味のないプライドが邪魔をして、成長できるせっかくのチャンスを自らのみすみす逃してしまうのです。

・自分の話ばかりを延々とする人は、会社勤めをしていなかったり、その経験がほとんどなかったりした人たちだったのです。

・日本にはいわば「けしからん罪」が存在しています。それは、法律には違反していないけれど、何かけしからんよね、という多くの人たちの気持ちであり、感覚、空気です。

・悪口は本人に面と向かって言えるレベルにとどめるべきなのです。

・「誠意を示せ」と言う人が求めているのは、たいがいが現金のことです。

・ごく簡単にいえば、先に結論ありきが演繹法で、いろいろと情報を集めて結論を構築していくのが帰納法です。

・漢語表現や四字熟語の乱用は控えるべきでしょう。カタカナ用語と同じく、これらの表現があまりに多いと、何を言っているのかわかりにくくなります。

・「簡単なことは簡単に」「難しいことも簡単に」 これは、何かを伝えるときの基本です。

・文章力を高めようと思って、自分に課したことがあります。それは、接続詞をなるべき使わないことです。「そして」や「それから」の類です。これらの接続詞が多い文章は、幼稚になりがちです。子供の頃の作文を思い浮かべるとわかると思います。

・できるだけ避けた方がよい言葉は他にもあります。順接の「が」もその一つです。「──ですが」「──ではあるが」「──だが」などの「が」は通常、逆説です。

・この「が」を使わないだけで、文章は格段に読みやすく、わかりやすくなります。

・ビジネスパーソンの場合は、左ページには、打ち合わせや会議の日時、交渉日など、他人が関わる日時を書き、右ページには、企画書の提出期限や納品日、打ち合わせの下調べをする日時など、自分にだけ関わる事柄を書くといった方法もあるでしょう。



伝える力 (PHPビジネス新書)

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  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/04/19
  • メディア: 新書



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