『マッキンゼーが予測する未来』

・人間には「未来は、最近の過去とほとんど変わらないものであってほしい」と考えてしまう強い傾向がある。

・とくに若い人たちが、モノを資産として購入するのではなく、各種のサービスを使い、借りて代用するすることに慣れてきており、この傾向が新しい消費者ニーズに敏感な企業にとって、新たな事業機会を提供し始めている。

・地球上の3分の1の人々が、インターネットにオンラインでつながっている。フェイスブックのコミュニティに参加するユーザー数は13億5千万人に達し、世界最大の国の人口に等しい。

・ウォルマートはアメリカ最大の小売業者となったが、それは競争の激烈な大都市圏市場を避け、アメリカの内陸部から外に向かい、良い小売店がまだ進出しておらず、市民が不便を感じている町を見つけては、店舗を開設していった結果である。

・パンの価格上昇が1789年のフランス革命の下地を作ったように、消費財全般の価格上昇がアラブの春という大火につながる火に油を注ぐ要素になったのかもしれない。

・アナリストたちは、北アフリカと中東諸国が食料供給のおよそ50％を輸入に頼っている、という事実を一般に見過ごしてしまったようだ。

・ブラジルには石油および天然ガス資源が豊富に眠っているのだが、この国の2億人を超える人々には、埋蔵量の持つ可能性をフルに引き出すのに必要な能力が欠けていた。

・自動車の死亡事故の被害者が、臓器移植で使われる臓器の主要なドナー源となっている。もし自動運転自動車が広告に書かれている通りに機能したなら、悲劇的な死亡事故が結果として別の命を救うという、現在の素晴らしい臓器ドナー・システムに、運転手不在の自動車が壊滅的な影響を間接的に与えるかもしれないのである。

・誰であれ、もし自分が学んでいないと感じ、自分が学生でないとしたら、たぶんあなたは成長しているのではなく、後退しているのです。

マッキンゼーが予測する未来―――近未来のビジネスは、4つの力に支配されている

• 作者: リチャード・ドッブス
• 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
• 発売日: 2017/01/27
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

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• 発売日: 2017/01/26
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