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『シンプルな英語』 [☆☆]

・日本語は、助詞「てにをは」さえ正しく使えていれば、語順を変えても問題は生じません。

・日本語は各単語が単体で意味を持ち、それらを助詞「てにをは」でつなぐことで全体として意味をなします。

・日本語は「客観的に表す」特徴がある言葉です。「自分がこう思う」「自分はこうである」よりも「そういうことになっている」と表したいのが日本語の特徴です。

・「日本人学習者の英会話には現在完了形が出てこない」と英語ネイティブが言っているのを耳にしました。著者自身も、英語ネイティブとの会話で母国語の日本語が頭の中で邪魔をしてつい過去形を使ってしまい、「それで今はどうなの?」と尋ねられたことがあります。

・猫の種類が思い出せなくて、the、the...と定冠詞theを繰り返す一幕。「ええっと、あれ、あれなのに…」と。

・「月」はthe moon(自分にも相手にもわかる月)ですが、満月や半月はa full moon、a half moonと言います。「月」が満ち欠けをして、さまざまな姿へと変化し、そのうちの1つは「たくさんある姿」のうちの不特定な1つにすぎないため不定冠詞となるのです。

・a correct approachは「アプローチは複数あるが、そのうちの1つを選ばなければならない」、the correct approachは「まさにこれ、という1つの正しいアプローチがある場合には、そのアプローチを選ばなければならない」を表します。

・「お金で幸せは買えない」と相談にきた患者に、医者が「そうですね。でも抗うつ剤Prozacは買えるよ」とうつ病の薬を処方した。

・類語辞書で(シソーラス)で似た単語をざっと見渡す習慣をつけておけば、少しずつ「見たことがある」単語が増えます。「見たことがある」という単語が増え、それを別の場所で再度目にしたときや実際に使ったときには、その単語が記憶に残る可能性が高くなります。

・世の中は「話す」ことだけで仕事が動いているわけではなく、「書く」ことで多くの仕事が動く。



シンプルな英語 (講談社現代新書)

シンプルな英語 (講談社現代新書)

  • 作者: 中山 裕木子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/09/15
  • メディア: 新書



タグ:中山裕木子
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