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『オメガ城の惨劇』 [☆☆]

・検索をしたところ、圧倒的に少数であるものの、それでも多くのサイトが表示された。無名の人物ではない、ということは確かなようだ。

・数学には、個人的意見を取り入れられないのは理解できるが、たとえば、ゼロ個のリンゴがあります、といったりする非常識さがあるのだ。

・思考は現実に直接的に影響しない。未来を変えるためには、行動が必要ってこと?

・昨夜から起こったことを時系列で書いていく。最初に、思いついたことを時間軸に並べて記述し、あとから細かいことをそれらの間に書き足していった。

・ピンクの猫も、象みたいに大きい猫も、いずれも不自然なもので、自然界にそんな猫はいない、と私たちは認識しています。しかし、ピンクの猫は、人間の行為によって生み出すことができます。毛を染めることで実現できる。しかし、象の大きさの猫は、まず無理でしょう。つまり、実現可能かどうか、という判断を無意識にしているのです。

・記録をすることで記憶が蘇る。こういった行為がのちのち自分のためになる。

・建築学は、都市学、都市計画学を含みます。人間が生きる人工環境の構築全般。

・なんとか自分を変えようと決意し、鳥肌が立つほど嫌なときも、笑顔で人に接する体験を重ねた。

・いつも、力を抜いて、落ち着いて、ぼんやりとして、集中せず、あちらこちらを見て、いろいろ考えること。

・自分が持っている仮説を否定する証拠を集める努力をする。疑わしいものを調べ、否定的な証拠を集め、それらが間違っていることを確かめる。これが科学のやり方だ。反証を丹念に潰していくことの方が、正解に近づける。

・正しさを立証しようとする試みは、宗教的アプローチをいえる。神は存在し、奇跡を起こす、という証拠を必死に集める。信者は、自分たちが信じたいものにしか目を向けない。



オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case (講談社ノベルス)

オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case (講談社ノベルス)

  • 作者: 森博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2022/10/13
  • メディア: Kindle版



オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case (講談社ノベルス)

オメガ城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case (講談社ノベルス)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2022/10/14
  • メディア: 新書



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