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『いのちの車窓から』 [☆☆]

・闇雲に勝つことに執着し、気がつけば仕事がなくなり消えていった先輩を何人も見てきた。

・嵐の日には、雨風が完全な防音装置を作ってくれた。大声で歌いギターをかき鳴らした。誰にも何も言われなかった。

・このところ、リビングにあるCD棚よりも、ネットに繋がったYouTubeのほうが距離が近い。

・どんなにたわいないことでも、それをうまく文章にできた時、心の中が綺麗に整頓されたように、掃除したての湯船に入り、綺麗に体を洗ったようにすっきりとした気持ちになった。

・相手に「人見知りで」とさも被害者のように言うのは、「自分はコミュニケーションを取る努力をしない人間なので、そちらで気を使ってください」と恐ろしく恥ずかしい宣言をしていることと同じだと思った。

・「ポケモンGo」が楽しい。他のゲームと明らかに違うのは、競い合うのではなく「人を外に出す」為にすべてのシステムが組まれている点だ。じっとしていると本当に何も起こらないし、ちょっとでも出歩けば気軽に得をする。



いのちの車窓から

いのちの車窓から

  • 作者: 星野 源
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/03/30
  • メディア: 単行本



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