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『最先端未来兵器完全ファイル』 [☆☆]

・プレデターは4気筒のピストンエンジンをパワープラントとする中型のUVAで、最大速度は217km軽飛行機程度にすぎない。

・ラムジェットが流入した空気を一旦亜音速まで減速させた上で燃焼するのに対して、スクラムジェットは超音速のまま空気を燃焼器に導き、そのまま燃焼させる。

・スキャンイーグルはオーストラリアのインシツが開発した小型無人偵察機だ。元々は魚群の探査や追跡などに使用する目的で開発された機体だが、飛行性能や汎用性の高さに注目したボーイングがインシツを子会社化し、現在では軍用無人偵察機として進化を遂げている。

・ロシアの新聞はF-22がレーダーにゴルフボール大の大きさで映ると言われているのに対し、PAK FA(T-50)はテニスボール大の大きさに映ると報じた。

・「フライ・バイ・ワイヤ」が、情報伝達に電線を用いているのに対し、「フライ・バイ・ライト」(FBL)は電線の代わりとして、光ファイバーケーブルを用いている。



最先端未来兵器完全ファイル (万物図鑑シリーズ)

最先端未来兵器完全ファイル (万物図鑑シリーズ)

  • 作者: 竹内 修
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2015/02/24
  • メディア: 単行本



最先端未来兵器完全ファイル (万物図鑑シリーズ)

最先端未来兵器完全ファイル (万物図鑑シリーズ)

  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2015/02/24
  • メディア: Kindle版



タグ:竹内修
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『AI時代の新・地政学』 [☆☆]

・中華とは、ユーラシア大陸東部の諸文化を「漢字」の下に融合した混合体。

・冷戦初期のソ連は戦略核や宇宙開発で米国に匹敵する技術力を誇っていた。転機は1980年代に米国で始まったコンピュータ・情報技術(IT)革命だ。当時からIT技術面でのソ連の立ち遅れは致命的。

・実際に戦争を起こして政治目的を達成する意思がなければ、ハイテク兵器も展示用兵器と変わらない。

・一国の平和は、憲法ではなく、正しい脅威認識とその対処に必要な軍事同盟の円滑な運用によって初めて可能となる。

・歴史の大きな流れさえ掴んでいれば、大戦略の立案は容易となる。日々の細々とした小さな事象に目を奪われてはならない。

・戦略的に思考するためには、日々のマイナーな事象ではなく、今後20~30年間に起こる歴史の大局の原因・前兆となるメジャーな事象を直感力で見出し、過去から将来への歴史の流れを正しく見極めることが不可欠だ。

・米国の戦略思考家は、国際情勢を左右する主な要因を「ドライバー」と呼んで重視するが、森羅万象の中からこれを見つけるのは意外に難しい。巷には「ドライバー」以下の些細な事象が結構多いからだ。

・アメリカン・ジュ―(AJ)とジューイッシュ・アメリカン(JA)の違いは何か。AJとは自分はユダヤ人だがたまたまアメリカに住んでいると考える人、逆にJAとは自分はアメリカ人だが、先祖はユダヤ人だと考える人だ。

・欧米では、戦争回避を最優先するこの種の稚拙な外交方針を「宥和政策(appeasement)」と呼ぶ。

・歴史は繰り返さないが、韻を踏む。

・ロシアと直接国境を接するフィンランドに勇猛果敢な陸軍を、スウェーデンには強力な迎撃能力を誇る空軍を置き、ノルウェーがNATOの援軍を受け入れる。これで北欧の平和と安全を守ってきたのだ。

・重要な点は、「平和を守る戦争の準備をする」という、彼らのごく当たり前の発想だ。

・難民はrefugeeだと保護義務が生ずるので、asylum seeker(庇護希望者)を使う。



AI時代の新・地政学 (新潮新書)

AI時代の新・地政学 (新潮新書)

  • 作者: 宮家 邦彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2018/09/13
  • メディア: 新書



AI時代の新・地政学(新潮新書)

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  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2018/09/14
  • メディア: Kindle版



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『ダークサイド・スキル』 [☆☆]

・イノベーションというのは、三つの円が重なった部分から生じるものではない。みんなの意見を集約して出てくるのは、ありきたりの発想であって、斬新なアイデアというのは、重なっていない周縁部分から出てくるものだ。

・先進国向けの品質も機能も高く、その分価格も高い製品は、ある一定のハイエンド対象にはなるが、マスマーケットではまったく勝負にならない。

・1990年代半ばから、GMやフォードも日本市場向けの戦略的小型車を多数投入したが、やはり日本人のきめ細かな感性にはフィットしなかったように思う。現在、日本企業がアジア各国の市場に対してしているのは、それと同じことではないだろうか。

・どう頑張っても、全知全能の神にはなれないのだから、すべて自分でやろうという発想を捨てる必要がある。

・IBMがかなり早いタイミングでパソコン事業を中国企業に売却したように、「えっ?」と思われるようなタイミングこそが、長い時間軸・広い空間軸から見た場合は、のちに大きなツケを回さないためにも、実は最適なタイミングとなる。

・親近感と敬意は両立しない。部下から好かれることと、上司として敬意を払われることは違うのだ。

・本当の自分が出るのは、順風満帆のときではなくて、逆境のとき、苦しいときこそ、自分が何者なのかということが如実に現れる。

・あちこちで「このままではマズい」とささやき続けていると、そのうち、誰ともなく「このままではマズい」と言い始める。しかも、あたかも自分が言い出したかのように言うのだが、そうなれば、シメたものだ。自分の発案だと勘違いしてくれていた方が、自ら率先して動いてくれるからだ。

・つじつまが合わない部分を見つけて、そこに違和感を感じられるかどうかが重要である。

・俗望を捨てて、雅望に生きよ。俗望というのは金銭欲や名誉欲といった俗っぽい欲望のことで、雅望はその対極にある願いや志を指す。

・商品開発というのは販売力がバックにないと絵に描いた餅なんです。

・意識は行動を変えないと変わりません。意識を変えてから行動が変わるのではなく、行動を変えることで意識を変えるのです。



ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技

ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技

  • 作者: 木村 尚敬
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2017/07/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技

ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技

  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2017/07/05
  • メディア: Kindle版



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