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『何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣』 [☆☆]

・自分の状況がいいか悪いかは自分の解釈次第だ。どうせならいい方に解釈しよう。

・ミスを犯してもいいと自分に言い聞かせよう。どっちにしてもミスを犯すことになるのだから、ミスを犯してもいいと自分に言い聞かせる方が合理的だ。

・「持っている者には、さらに多くのものが与えられる」と聖書に書かれていることを思い出そう。あなたが既に持っているいい面に意識を集中することで、いいことがさらに起こるような状況が作り出される。自分の人生のいい点と感謝すべき点を考えよう。

・ひとりの女性が歩み寄って「もし私がこれからロースクールに行ったりしたら、卒業するときには55歳になってしまいます」と言った。エイモスはこう問い返した。「もし行かなかったら、何歳になるのですか?」

・成功の最大の要因は、「今すぐ実行する」という簡単な習慣だ。

・問題は、「完璧なタイミング」を見計らっている間に時間が刻々と過ぎていくことだ。

・アメリカには「十分の一税」という習慣がある。自分の収入の一部を教会などの宗教組織に納めることで、その組織を助けるだけでなく、自分はそれをするだけの経済的余裕があることを潜在意識に伝え、繁栄の心構えを強化できるのだ。

・人は死ぬときには何も持っていくことはできない。与えることを習慣にしよう。お金を使わなくても、微笑みや親切な言葉を与えることで、相手の一日を明るくすることができる。

・心の中からマイナス思考をすべて取り除くなら、その穴埋めに何かを入れなければならない。

・人間の心は庭のようなものだ。頭を使って耕すこともできれば、荒れ放題にすることもできる。しかし、耕しても荒れ放題にしても、何かが必ず芽を出す。

・今度、気分が少し落ち込んだら、上を向いてみよう。上を見るということは、視覚を使うということだ。たいていの場合、うつ状態というのは、私たちが聴覚を使って自分に話しかけていることの結果なのだ。

・かつて、ある記者がマザー・テレサにこんなことを尋ねた。「あなたが数カ月前におっしゃったことと、いまおっしゃっていることとはまったく違います。自分の立場を変えたことをどう説明するおつもりですか?」すると、この聖女は、微笑みながらこう言った。「私は心変わりをしました。今なら知っていることを、あの時は知らなかったのです」

・たとえ自分がひどく貧しいと思っていても、先進国に暮らしているなら、世界中のほとんどの人よりも暮らし向きがいいはずだ。

・現在の財産、健康、機会を確認することによって、さらに多くのものを引きつける状態を作り出すことができる。「持つ者には、さらに多くのものが与えられる」という格言を思い出そう。

・誰からアドバイスをしてもらうかについて、私はシンプルな原則に従っている。病人から健康上のアドバイスをしてもらわない。一文無しからお金に関するアドバイスをしてもらわない。無職の人から仕事のアドバイスをもらわない。以上だ。



何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣 (ディスカヴァー携書)

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  • 作者: ジム・ドノヴァン
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2016/12/27
  • メディア: 新書



何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣 (ディスカヴァー携書)

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  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2016/12/23
  • メディア: Kindle版



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『読書という荒野』 [☆☆]

・出版とは虚業である。人の精神という目に見えないものを、商品に変えて流通させ、それを何億もの金に変える商売だ。

・無理なことをしなければ、鮮やかな結果など出ない。ほぼ勝つに決まっているところで勝負して勝ったところで、鮮やかとは言えない。

・鮮やかな結果が百、千と重なったときに、その人は伝説になる。

・各地の山々を放浪しながら、狩猟採集によって生活をしていた「サンカ」と呼ばれる人々だ。実は昭和時代まで、こうした人々が実際に日本に存在していた。そしてサンカは、定住民である一般の人々からは忌み嫌われていた。

・感想こそ人間関係の最初の一歩である。結局、相手を関係を切り結ぼうと思ったら、その人のやっている仕事に対して、感想を言わなければ駄目なのだ。しかも「よかったですよ」「面白かった」程度では感想とは言えない。その感想が、仕事をしている本人も気づいていないことを気づかせたり、次の仕事の示唆となるような刺激を与えたりしなければいけない。

・1枚の絨毯ができるのに、30年から50年かかることもあるという。つまりペルシャ絨毯は一人の女性の一生を吸い取って、美しく織り上がるのだ。

・文学作品は想像力が現実を凌駕しなければ意味がない。リアリティのある「極端」が必要なのだ。極端に貧しいか、極端に豊かなものからしか、人の心を揺さぶる表現は出てこない。

・大物作家と若い世代を押さえると、中間にいる作家たちは向こうから声をかけてきてくれる。一度こうした好循環に入ると、編集者としては無敵である。

・どんな社会も差別構造を持っているが、その差別はどこから来るかといえば、僕の考えでは「自然=時間=季節」から来る。季節があるから行事が生まれ、役割が決まり、それが差別を作り、物語を生むという構造だ。

・ミッドナイト・エクスプレスとは、トルコの刑務所に入れられた外国人受刑者たちの間の隠語である。脱獄することを、ミッドナイト・エクスプレスに乗る、と言ったのだ。つまり「深夜特急」とは、自分の人生から脱獄するたびのことを指す。

・旅の本質とは「自分の貨幣と言語が通用しない場所に行く」という点にある。貨幣と言語は、これまでの自分が築き上げてきたものにほかならない。

・困難を突破する答えは、スマートフォンで検索すると出てくるように錯覚しがちだ。しかしそうして出てきた答えが、自分の人生を前に進めることはない。

・吉田松陰の「かくすれば かくなるものと 知りながら やむにやまれぬ 大和魂」

・夢や希望を語るのは簡単だ。語り始めたら、自分が薄っぺらになる。野心も同じだ。



読書という荒野 (NewsPicks Book)

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  • 作者: 見城 徹
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/06/06
  • メディア: 単行本



読書という荒野 (NewsPicks Book)

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  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/06/05
  • メディア: Kindle版



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『「いい質問」が人を動かす』 [☆☆]

・人間は、他人から言われたことには従いたくないが、自分で思いついたことには喜んで従います。だから、人を動かすには命令をしてはいけません。自分で思いつかせればよいのです。

・「質問されると、(1)思考し、(2)答えてしまう」のです。まるで強制されるように思考し、答えてしまうのです。

・否定的な質問をすると、相手に否定的な考えを強制してしまう結果となります。

・相手の脳に負担をかける質問をする人は、自分のことばかり考え、相手の立場を考えていない。まずは相手の立場を考え、相手が答えやすい質問をしなければなりません。

・商談などで相手を説得するときに食事をしながら行う方法も、「おいしい食事を食べて満腹になる」という幸福感と話の内容を結びつけようという試みです。

・反論されるということは、承諾してもらうためにクリアすべき点が明らかにされた、ということなのです。むしろプラスに解釈しましょう。反論もせずに去って行ってしまう人が最も説得しにくい人です。

・やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

・ソクラテスは、相手に質問することにより、相手の言質を取り、その言質と矛盾するような結論に追い込んでいく質問を繰り出してゆきます。

・質問をする者というのは、自分は安全な立場にいて、相手を攻撃する立場にある者のことなのです。

・質問する側は好きなことを聞き、答える側は、質問者が聞いてきたことに関することを答えなければならないため、質問者が議論の土俵を決定している。

・議論においては、質問をする者が有利になり、答える側が不利になります。したがって、議論を有利に展開しようと思ったら、答える側ではなく、質問する側に回らなければなりません。

・考えるというのは、自分に質問するということです。自分に良い質問をすれば、良い方向に指向が回転し、悪い質問をすれば悪い方向に思考が回転します。「なぜ俺はダメなんだ?」と自分に問いかけて、良い答えが生まれるはずがありません。



「いい質問」が人を動かす

「いい質問」が人を動かす

  • 作者: 谷原 誠
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



「いい質問」が人を動かす

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  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/09/28
  • メディア: Kindle版



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