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『身の丈にあった勉強法』 [☆☆]

・なぜ「宿題やった?」と言ってはいけないのか? それは、子供にとって「宿題が、自らやる行為から、やらされる行為に変換される」からではないでしょうか?

・自分が宿題をしていなかった親ほど、子供に宿題をさせようとする。

・「やらされる事柄を、自らやるように、いかに変換するか?」が大切なのではないでしょうか?

・学生も社会人も復習ではなく、予習つまり未来のことを考えた方が良いかもです。

・「教えてもらう方」より、「教える方」が成績が伸びる。

・今は、鎌倉幕府が出来た年は1185年だと言われています。しかし諸説あるために、1185年ではない年で教える教科書もあります。では、塾ではどのように教えるのでしょうか? 答えは「諸説あるので、受験では出ません。だから覚えなくて大丈夫」です。

・たとえ何か気になることを言われたとしても、言った相手はそこまで本気で言っていない。本気で言ってないことを気にしてもしょうがないですよね?

・高学歴が世の中を引っ張っていくのは紛れもない事実です。では高学歴の方の足を引っ張ることや文句を言うことは得策でしょうか?



身の丈にあった勉強法

身の丈にあった勉強法

  • 作者: 菅 広文
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/11/02
  • メディア: 単行本



身の丈にあった勉強法 (幻冬舎単行本)

身の丈にあった勉強法 (幻冬舎単行本)

  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/11/02
  • メディア: Kindle版



タグ:菅広文
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『ラクして速いが一番すごい』 [☆☆]

・「1つ確認ですが」という言葉が便利です。これなら、仮に理解の行き違いがあったときでも、誰かの責任になることはありません。あくまでも「確認」なので、違っていれば修正するだけでいいのです。

・「正しい」には2つの条件があります。「客観的に正しい」と「相手が重要と思っている順番に沿って正しい」の2つです。人は、自分が重要だと思う順番でないと話を聞き入れないからです。例えば、「安いクーラーが欲しい」と考えているお客様に、「品質がよくて長持ちするクーラーがオススメ」と店員が話しても、お客様の心には響きません。

・空を見ると曇ってきた(事実)。雨が降りそうだから(洞察)、傘を持っていこう(打ち手)。事実を伝えるとき(ソラ)に、「どうなりそうか?」(アメ)、「ゆえに、どんな行動をすればいいか」(カサ)の3つをセットにして伝えるのです。

・洞察には「課題や原因」を探すのと、「未来を想定」する2種類があります。日本人は改善思考が強いこともあり、アメを考えるとき、つい課題や原因を探ってしまう。課題や原因の洞察が正しくても、「その結果どうなりそうか」という未来予測が異なると、打ち手も異なります。

・未来を洞察するのは簡単。「どうなりそうか?」という問いに答えることです。この問いに答えると、自然と頭が切り替わります。

・「向いている」「成果が出る」の2軸で整理しましょう。「向いている」とは、意識しなくても人よりラクして速くできることです。「成果が出る」とは、仕事として評価され、結果を出せることです。

・普通の人は「自分のやり方」と「優秀な人のやり方」の違いがわかりません。一方、優秀な人は「自分のやり方が普通の人とどう違うか」を知っています。

・話し言葉でよく使ってしまう形容詞は、文章には不向きなので、形容詞を発見したら、名詞や数字に置き換えましょう。「早く報告書を完成させる」ではなく、「午前10時までに報告書を完成させる」なら、誤解は生じません。

・人が創造性や集中力を高め、生産性を上げるのは「室温24度、二酸化炭素濃度450~9000ppm」の環境だそうです。二酸化炭素濃度は低すぎても高すぎてもダメとのこと。

・仕事ができな人には決定的な特徴が1つだけあります。「プライドは高いが、自分に自信がなく、ガラスのハートを持っている」 ガラスのハートだから報告・相談ができず、自分のミスを認められません。自分は悪くない、指示が悪いなど人のせいにします。

・「仕事ができない人には期待はしないが、バカにもしない」というスタンスで接することです。

・パーソナルブランドを決めるのはあなたではなくまわりの人です。その人たちが認めることで、初めてブランドになれるのです。



「ラクして速い」が一番すごい

「ラクして速い」が一番すごい

  • 作者: 松本 利明
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2018/01/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



「ラクして速い」が一番すごい

「ラクして速い」が一番すごい

  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2018/01/17
  • メディア: Kindle版



タグ:松本利明
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『小松左京全集 50 小松左京自伝──実存を求めて』 [☆☆]

・「日本は一等国なんだ」と信じて疑わなかった。だからこそ、次第に敗色濃厚になっていく戦局が不安で憂鬱だった。

・ラジオで玉音放送を聞いた。「ポツダム宣言受諾」と聞こえたのに、教師たちは「ポツダム宣言離脱や」と言って敗戦を認めない。

・徴兵年齢は昭和十八年に二十歳から十九歳に引き下げられ、敗色濃厚の二十年三月には十七歳に下がった。

・自ら生み出した文明に翻弄される人類。そのことの認識が理性やモラルの回復を可能にする。

・欧米人がアステカやインカをむやみやたらに殺したんじゃなくて、結局インフルエンザと天然痘なんだ。

・ある種の化学現象には、あまりにも整合性があって美しいものがある。「美しい」といったときに、もう文化的価値が入ってくるだろ。

・うちの近所にネコが集まる広場があってね。あるときすごくきれいな夕日が出ていて、ネコがそっちを向いてズラーっと並んでるんだ。反対側ではスズメも見てた。

・複雑系を考えたときには数の性格も足りない。今までゼロや負数、虚数の発見なんかがあったけど、まだこれから新しいタイプの数が見つかるかもしれん。

・物質の立体構造の右旋性、左旋性。何でもこんなものがあるんだと。それは数学の問題か、論理学の問題か、科学の問題かと。

・梅棹先生はゴルバチョフがソ連の大統領になった頃、もうこれでソ連は近代化だ、あと世界で残っている最大の問題はイスラム原理主義だと言ってた。

・元寇というのはものすごいものだ。あれは二度とも台風によって助かる。だから文明的クライシスが自然的クライシスによって大きく変わるとか、そういうことが日本は起こりやすいという感じがしてたんだ。

・たしかに氷河期は炭酸ガスが減ってます。それから間氷期になると増えるけれども、それは炭酸ガスが増えたから暖かくなったのか、暖かくなったから炭酸ガスが増えたのか、その相関性はわかりますが因果性はわかりませんと。

・大阪万博の時に、インターナショナルはいいけどコスモポリタニズムはいけないという、かつての左翼のテーゼが問題になったんだ。

・インターナショナルはネーションが元になっていて、それぞれの歴史の独自性とかアイデンティティ・アンド・ディファレンスは尊重しなきゃならない。しかしこれから先の地球人、人類全体のあり方としてはコスモポリタニズムになっていかざるを得ないだろう。一種の国籍自由化だね。

・普通の風俗小説家じゃなくてSF作家として女を書くと。エイリアンものとして書くというか、SF作家は異世界というものには常に興味を持つだろう。

・人間とモノが共存して初めてシステムができあがる。

・新大陸発見によってトウモロコシが家畜の飼料になる。

・突然東京が壊滅したらどうするか。一応水爆戦を想定して、佐々淳行さんに「そういう場合、日本の政治システムはどうなるでしょう」って訊いたら、彼はどこかに電話して、そしたら「全国知事会でしょう」って。

・人間が飛行機で飛ぶ前に鳥は進化の果てにもうそれをやっていたと。だけど宇宙までは行かなかった、宇宙は人間がやるんだなと。

・あの時は神戸港の港湾組合が強くて、海自の艦艇を接岸させない。真水を積んだタンカーが呉から来るんだけど、パイプをつながせないんだね。陸自のヘリも着陸せずに王子公園の上空でホバリングしながら物資を投げ下ろしてる自治体の職員組合や港湾労組が、要するに軍事力反対なんだ。

・天皇の代わりにマルクスを拝んでどうするっていうのが大きかった。



小松左京全集完全版 50 小松左京自伝ー実存を求めて

小松左京全集完全版 50 小松左京自伝ー実存を求めて

  • 作者: 小松左京
  • 出版社/メーカー: 城西国際大学出版会
  • 発売日: 2018/02/01
  • メディア: 単行本



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