『スマホに満足してますか?』 [☆☆]
・自己満足したいという気持ちと他人に自慢したいという気持ちの両方が満たされるような趣味は流行しやすい。
・何かが存在することを示したり、何かの存在に気づいたりすることは比較的簡単ですが、存在しない物に気づいて、それをうまく扱うことは簡単ではありません。
・スペイン語では「k」という文字を使わないということを聞いて驚きました。言われてみれば確かに「k」のつく単語を見たことがないのですが、そのことにはまったく気づいていませんでした。
・何かが存在しないことに気づくのは難しいので、何かがないことの利点はわかりにくいものですし、何かをわざと省略してあることに気づかないことも多いものです。
・ボタンの数などを絞った簡潔なインターフェースの思想に気づかない人が、安直に機能やボタンを追加してしまうこともあります。
・悪質商法に騙されたことのある人は二度と騙されないように注意するものだと思うかもしれませんが、騙されたときの自分の判断を無意識に正当化しようとするあまり、間違った判断を繰り返して似たような話に何度も騙されてしまうこともあるようです。
・フランクリンは、自分を嫌っていると思われる人から本を借りるという方法をとりました。他人を味方につけようとするとき、その人の得になるようなことをしてあげればよいと考えがちですが、それよりも何かを頼むことの方が効果的だというのは面白いところです。自己正当化力の強さは相当なものだといえるでしょう。
・練習回数と上達度は冪乗則に従う。両対数グラフ上に描かれたグラフが直線になるような関係があるとき、これらは冪乗則に従うといいます。例えば2倍上達するのに100回の練習が必要なのであれば、2×2=4倍上達するのに100×100=10000回の練習が必要だということになります。
・熟練ユーザーが効率よく使うためにキーボードショートカットが用意されているのだと一般に信じられていますが、たくさんの実験を行なった結果、常にキーボードショートカットはマウス利用よりも遅いということが判明したそうです。
・ショートカットキーの利用には高次レベルの思考が必要になっており、その時ユーザは一時的に記憶喪失になっているため、短い時間でできたように錯覚してしまうのだろうということでした。
・実はダイオキシンの毒性はたいしたことはないということが定説になった現在でも、マスコミはそういう報道をしていませんから、なんとなく「ダイオキシン=超危険」だと思って心配している人が多いことでしょう。
・マンホールはなぜ丸いのか。丸い蓋は穴に落ちないという利点があるのは確かですが、それが最大の理由だとは考えられません。ルーローの三角形のように、円でなくも穴に落ちない形は存在します。
・ハードウェア/ソフトウェア/ネットワークの進歩によって不要なものが排除され、本当に必要なものだけが世界に残る傾向が強まっています。
・嫌なことを思い出しそうになったらすかさず別のことを考えるといった「忘れる技術」が重要。
・1秒に10回キーボードをタイプするという行為を、1日10時間100年間実行し続けたとしても、10文字×60秒×60分×10時間×365日×100年=13ギガバイトしか入力できないわけですから、人間が入力編集できる量はたかが知れています。
・高性能なコンピュータ・インターネット・各種センサやモーターなどが沢山存在するのに、普段の生活でこれらが効果的に利用されていないことは、未来の人間から見れば「何故〇〇を××のように使わないのか」不思議に思われてしまうでしょう。
・抵抗の値は何故か色で表現されています(黒:0 茶:1 赤:2 橙:3 黄:4 緑:5 青:6 紫:7 灰:8 白:9)。
・文字を隠したいときは別の文字を上書きするのが効果的です。「増井」のような文字を手っ取り早く隠したい場合、斜線を引いたりするよりも、別の文字を上書きする方が読みにくくなります。
・何かが存在することを示したり、何かの存在に気づいたりすることは比較的簡単ですが、存在しない物に気づいて、それをうまく扱うことは簡単ではありません。
・スペイン語では「k」という文字を使わないということを聞いて驚きました。言われてみれば確かに「k」のつく単語を見たことがないのですが、そのことにはまったく気づいていませんでした。
・何かが存在しないことに気づくのは難しいので、何かがないことの利点はわかりにくいものですし、何かをわざと省略してあることに気づかないことも多いものです。
・ボタンの数などを絞った簡潔なインターフェースの思想に気づかない人が、安直に機能やボタンを追加してしまうこともあります。
・悪質商法に騙されたことのある人は二度と騙されないように注意するものだと思うかもしれませんが、騙されたときの自分の判断を無意識に正当化しようとするあまり、間違った判断を繰り返して似たような話に何度も騙されてしまうこともあるようです。
・フランクリンは、自分を嫌っていると思われる人から本を借りるという方法をとりました。他人を味方につけようとするとき、その人の得になるようなことをしてあげればよいと考えがちですが、それよりも何かを頼むことの方が効果的だというのは面白いところです。自己正当化力の強さは相当なものだといえるでしょう。
・練習回数と上達度は冪乗則に従う。両対数グラフ上に描かれたグラフが直線になるような関係があるとき、これらは冪乗則に従うといいます。例えば2倍上達するのに100回の練習が必要なのであれば、2×2=4倍上達するのに100×100=10000回の練習が必要だということになります。
・熟練ユーザーが効率よく使うためにキーボードショートカットが用意されているのだと一般に信じられていますが、たくさんの実験を行なった結果、常にキーボードショートカットはマウス利用よりも遅いということが判明したそうです。
・ショートカットキーの利用には高次レベルの思考が必要になっており、その時ユーザは一時的に記憶喪失になっているため、短い時間でできたように錯覚してしまうのだろうということでした。
・実はダイオキシンの毒性はたいしたことはないということが定説になった現在でも、マスコミはそういう報道をしていませんから、なんとなく「ダイオキシン=超危険」だと思って心配している人が多いことでしょう。
・マンホールはなぜ丸いのか。丸い蓋は穴に落ちないという利点があるのは確かですが、それが最大の理由だとは考えられません。ルーローの三角形のように、円でなくも穴に落ちない形は存在します。
・ハードウェア/ソフトウェア/ネットワークの進歩によって不要なものが排除され、本当に必要なものだけが世界に残る傾向が強まっています。
・嫌なことを思い出しそうになったらすかさず別のことを考えるといった「忘れる技術」が重要。
・1秒に10回キーボードをタイプするという行為を、1日10時間100年間実行し続けたとしても、10文字×60秒×60分×10時間×365日×100年=13ギガバイトしか入力できないわけですから、人間が入力編集できる量はたかが知れています。
・高性能なコンピュータ・インターネット・各種センサやモーターなどが沢山存在するのに、普段の生活でこれらが効果的に利用されていないことは、未来の人間から見れば「何故〇〇を××のように使わないのか」不思議に思われてしまうでしょう。
・抵抗の値は何故か色で表現されています(黒:0 茶:1 赤:2 橙:3 黄:4 緑:5 青:6 紫:7 灰:8 白:9)。
・文字を隠したいときは別の文字を上書きするのが効果的です。「増井」のような文字を手っ取り早く隠したい場合、斜線を引いたりするよりも、別の文字を上書きする方が読みにくくなります。
スマホに満足してますか? ユーザインタフェースの心理学 (光文社新書)
- 作者: 増井 俊之
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/02/17
- メディア: 新書
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- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2015/02/20
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