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『ジム・ロジャーズ大予測 激変する世界の見方』 [☆☆]

・日本語で「危機」という漢字が示す通り、「危険」が生じた後には「機会」が生まれる。

・ほとんどの政治家は目先の票のことしか考えていない。

・歴史は繰り返されるわけではないが、歴史は韻を踏む。世界の出来事のほとんどは、まったく同じではなく、少しだけ形を変えて繰り返される。

・多くの国における最大の悩みは水問題だった。日本人にはピンとこないかもしれないが、多くの国が水を確保することに苦労している。

・現在、東アジアからヨーロッパまでの輸送は、船で運ぶよりも鉄道で運んだ方が安くすむ。

・ロシアも魅力的な投資先だ。ロシアは債務が少ない国である。なぜなら、誰も共産主義の国にお金を貸したいとは思わなかったからだ。かつての中国に似ている。

・鉄でも、電化製品でも、バイクでも同じで、外国では最高級品と思えるような高品質なものが、日本ではそれが普通と考えられてきたのだ。

・いつまでも農家をサポートすることが、結果として、農業従事者の高齢化につながり、国際的な競争力を失わせることになっている。

・ある医療施設が、フィリピンから看護師を連れてこようとしたところ、日本がそれを容認せず、その医療施設は、なんとフィリピンに場所を移し、そこで日本人を受け入れたという話がある。このように、今後は日本ではなく海外に、日本人のための老人ホームがつくられる可能性もあるだろう。

・多くの人はMMTが一体何なのかを理解していない。マルクス主義と同じように。マルクス主義もかつてあれだけ多くの人々が熱狂し、それを支持したにもかかわらず、実際にその理論をきちんと理解している人は多くはなかった。

・イギリスのことしか知らない人が、イギリスの何を知っているというのだ?

・特に日本人は、ブル相場でだいぶ上昇してあとで、自分も乗り遅れてはいけないとばかりにマーケットに入ってくる。それではだめだ。



ジム・ロジャーズ 大予測: 激変する世界の見方

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  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2020/05/08
  • メディア: 単行本



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  • 発売日: 2020/05/01
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