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『「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術』 [☆☆]

・かつては、暇がたくさんあったのです。雑誌を購入してまで「クロスワード」にハマっていた人は、きっと最初は暇つぶしのために始めたのではないかと思います。

・記憶というのは、体験を整理しておき、それをときどき思い返して確認し、整理した内容を強固にしながら、会話をするときや物事を考えるときに、必要に応じてそれを表現し、あるいは出力する技術だと、私は思っています。

・読書をする人ほど、映像しか体験できないはずの日常に、自身で文字情報も加えながらセットで体験に味付けをしていく。

・体験という映像情報だけで「思考」することは難しいものです。体験を言語化したり、それを別の言語化した体験と結びつけたり、比較したりすることで、人は思考するのです。

・「記憶力」と「思考力」は切り離されて、お互いに独立して存在するものではなく、また一方があればよいというものではなく、両者は相互に結びつくことで、試験でも社会でも「大きな力」になっているのです。

・本を読むときに「いまある世の中のニーズとは何だろう?」と、いわば言語化されていない潜在的な時代の要請を探ってみよう。

・「期待外れ」の本の裏には、「期待してしまった自分」がいる。

・「客観的な事実」と「著者の主観的な意見」を分けて本を読むことは、とても重要です。

・本の全体量を紙の厚みで物理的に把握し、その重みを手で感じながら制覇していくという感覚を持てないという電子書籍のデメリット。

・すき間時間でカラー写真つきの最新の情報を瞬時に大量に読める雑誌の電子書籍のサブスクリプションは、極めて便利だと感じました。



「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術

「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術

  • 作者: 木山泰嗣
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2020/07/24
  • メディア: Kindle版



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