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『バカとつき合うな』 [☆☆]

・想像できないというのは、単に情報を持っていないにすぎない。

・学歴エリートの得意科目は、数学や英語ではない。彼らの本質的な得意科目は、従うことと我慢です。

・「良薬口に苦し」っていうことわざのせいもあるでしょう。論理がスライドして、「口に苦いものは良薬なんだ」と誤解しはじめる。

・ことわざなんて、それを人に信じ込ませたら自分が得する昔の人が作ったポジショントークです。

・いまの時代に必要なのは、我慢できないほど、「これをやりたい!」と欲望する力です。我慢とは真逆の力。

・群れる人というのは、ロジックがないから、とりあえず人と同じことをしてしまうんじゃないでしょうか。不安という感情で。ロジックがないから感情が行動の理由になってしまう。

・テクノロジーに抵抗を示す人たちは、機械になりたい人たち。それが経営者なら、人間を機械扱いしたい人たち。反テクノロジー主義の方がむしろ、反人間主義なんですよ。人間に機械役をやらせていて平気なんだから。

・ひとつのことに1万時間をかければ、「100人にひとり」くらいの能力は得られる。「1万人にひとり」になるには才能が必要だとしても、「100人にひとり」には、才能がなくても時間さえかければなれる。

・能力Aを得たあと、次に、能力Bに1万時間をかけて、その能力を得る。そうして、能力Aと能力Bを同時に持つ人物となれば、「100人にひとり」×「100人にひとり」で、「1万人にひとり」の人材になれる。さらに能力Cを得れば、「100万人にひとり」の人材。立派なレアカード人材のできあがりです。

・にわかを否定しちゃうと、落ちるお金がだいぶ少なくなります。たいていのジャンルで、にわかのファンは一番数が多い。

・ちょっとでも気を抜くと、何か新しいことをしようとしてしまう自分がいる。そのときの「新しい」は、自分の中で新しいだけの話で、世間が求めていることとはめちゃくちゃずれていたりする。

・飽きを理由に、先鋭化してしまうのは三流。

・簡単に他人に電話をかけるという時点で、そいつは他人の時間を奪っていることに無自覚なバカということ。

・批判的意見の中で、やばいな、と思って警戒するのは、その人の言い方が善意に満ちているとき。この人、こっちがなに言っても耳を貸さない人だなって、直感的にわかりますよね。

・未来から逆算して現在を生きているとき、それは「真の現在」ではない。未来に縛られた現在なんて、偽の現在だと。

・行動が伴わない人の思考は浅いんです。レベルが低すぎて、ツイートの向こうに人間の思考を認識できない。

・昔、漫画家のみうらじゅんさんが「自分なくし」というキーワードを提案していました。みんな「自分探し」しすぎだ、これからは「自分なくし」だって。

・諦めるなよ。その問題は、チョット勉強して、チョット工夫して、チョット踏み出せば、突破できるから。



バカとつき合うな

バカとつき合うな

  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2018/10/26
  • メディア: 単行本



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