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『すぐやる! 「行動力」を高める科学的な方法』 [☆☆]

・トレーにすべての料理を並べていたものを、コース料理のように一品ずつ順番にテーブルに出すようにしました。ただそれだけで、自分できちんと食べるようになったのです。それどころか、入浴や整容(姿勢、身なりを整えること)にも積極的になり、その患者さんはほんの数日で「手のかかる人」ではなくなりました。

・あなたの脳は、あなたが脳に感じさせたもの──脳に見せたり聞かせたり触らせたものでつくられています。これから何を見せるか、何を聞かせるか、何を触らせるかで、脳は変化していきます。

・テレビを前にして、「テレビを見ない!」と宣言するのは、いったん脳を「テレビを見るモード」にしてから、無理にテレビを奪おうとする行為です。

・「余計なものを見ない」。「すぐやる」ためには、これを徹底するしかありません。そのものを見なければ、脳は迷わなくて済むからです。

・アドバイスは、「帰宅したら鞄から参考書とノートを出して、1行目に日付を書く」ということです。

・「いつも最悪」と感じているときは、本当に最悪なわけではありません。今の自分と過去の自分を対比できていないだけなのです。

・ただ言われた通りに実行するのではなく、自ら解決策を見出せた人は、その後も、自分で状況を打開していくことができます。

・「すぐやる人」の振る舞いやしぐさを口に出して話すのです。その時、あなたの脳では「すぐやる人」の動きがイメージされ、さらにそれが言語化されたことで、次の行動として再現されやすくなります。

・「たとえる」というのは、「ジャンルが異なるけど要素が同じ」という言い換えです。

・新しい動作を命令する時の脳では、「これまでに経験した動作を分解して」「そのパーツから合うものを選び出し」「新たに組み立てる」という作業が行われています。この方法で、別の場面で使った体の動きを応用しているのです。

・神経細胞の中では、能動的に触れたときに働くものと受動的に触られたときに働くものとが区別されています。ためしに、人差し指で自分の顔に触れてみてください。「指が顔を触っている感覚」と「顔が指に触られている感覚」と、どちらをより強く感じますか?

・ペン先を紙にあて、指にはね返る「反発力」に注意を向けてください。この反発力という観点で、自分の好みのペンを選んでください。

・靴を磨く、洗車をする、雑巾で拭き掃除をするなd、普段の生活の中で「手が汚れるからいやだな……」と思う作業こそ、触覚を豊かに得るチャンスです。



すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法

すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法

  • 作者: 菅原洋平
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/07/28
  • メディア: Kindle版



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