SSブログ

『結局、人生はアウトプットで決まる』 [☆☆]

・自分から発信しないと誰も気づいてくれません。アウトプットしやすくなったのは、他の周りも同じですから、積極的に主張していかないと埋もれてしまいます。

・どんな人であっても最初は初心者。今はトップレベルの人だって、みんなが「にわか」からスタートしています。

・もともと、夏休みの登校日の始まりは、先生たちの8月の給料日でした。

・読者がほしいのは名文じゃなく「明文」だ。

・飲食に限らず、「流行り=群集心理」に踊らされずに、自分で判断する力を養うことも意識してほしい。

・専門的な技術に関するトピックにもかかわらず、技術者ではなく単に英語が得意な人が翻訳してしまうと誤訳が生まれやすい。

・仮想通貨の世界は、ブロックチェーンという新たな技術や、金融というジャンルも手伝って、多くの人にとってとっつきにくく、そのため、業界全体が裸の王様になっていました。

・人々が持つ様々な移動手段のうち、タクシーが占めているのは(距離で換算して)わずか0.8%しかありません。市場規模にすると、約2兆円です。それに対して、自家用車による移動は60%。自動運転サービスが置き換えるのは、0.8%のタクシー市場だけではなく、60%の自家用車市場なのです。そこを意識しないと、自動運転車が社会に与える実質的なインパクトの大きさは理解できません。

・コストコでは、「仕入れ値に対する小売価格のマージン上限が15%」というルールが決まっているのです。

・「協調性」という大義名分を使ってお互いを縛り合い、個人の意思を尊重しない閉鎖的な環境を作り出し、それを誰もおかしいとも思わない。そんなファシズムに近い職場が、日本にはたくさんあるのです。

・アウトプットが続かないのは、実はそもそも「テーマがあなたにとって魅力的ではないから」なのです。

・正論や自分なりの正義を振りかざし、他人を批判することによってでしか心のスキマを埋められない、寂しい人たちなのです。



結局、人生はアウトプットで決まる 自分の価値を最大化する武器としての勉強術

結局、人生はアウトプットで決まる 自分の価値を最大化する武器としての勉強術

  • 作者: 中島 聡
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2019/06/13
  • メディア: Kindle版



タグ:中島聡
nice!(0) 
共通テーマ:

『『サピエンス全史』をどう読むか』 [☆☆]

・農業における変化が人間だけでなく牛やニワトリ、豚にどのようなインパクトを与えたのかを伝えようとしたのです。

・近代科学以前の文化においては、「自分たちは全てを知っている」、「世界について知っておくべき重要なことは、聖書やコーラン、儒教に関する書物を通じて分かっている。これらを読めば知っておくべき重要なことは全て分かるはずだ」という思考が基礎になっていました。

・地球上の大型動物の90パーセント以上は家畜です。

・人間が世界をコントロールすることができたのは、数百万という多くの仲間たちとでも柔軟に協働できるからなのです。

・人々が協力することができるのは、虚構を作り、皆がそれを信じるように納得させると、同じルール、同じ規範に従うようになるからです。

・みんながお金はお金だと思っているからお金なんだよということです。論理学でいうとトートロジーです。

・エルサレムのような聖地が神聖だと言われるのは書物にそう書いてあるからで、ただの物語です。何百万人もの子供たちがポケモンを信じているのと同じように。

・二万年前、コメは重要な植物ではありませんでした。東南アジアの片隅で育成されていましたが、広まっていませんでした。でも、米がホモ・サピエンスを家畜化したのです。ホモ・サピエンスは米を育てるために一日中働くようになりました。つまり米から見たら、人間を家畜化したのは米であり、人間が米に奉仕しているのであって、逆ではありません。

・ステーキを食べたいからといって、牛一頭を飼育する必要があるのか。牛を飼育する必要はなく、ステーキだけを培養すればいいのだ。

・rightはもともと具わっている権利のこと。privilegeは何らかの対価あるいは報賞として与えられるもの。

・世界はフィクション=虚構である。

・人間はよく見える星を結んで星座を作って、あれはオリオン座だ、あれは北斗七星だと名づけました。名づけたと同時に、他の星は背景となって消えてしまった。

・ペトワック(PETWHAC) 。Population of Events That Would Have Appeared Coincidental つまり「本来偶然に過ぎないのに、何か関係があるように見える事象の集合」のこと。

・本来情報というのはどんどん消えていくはずのものです。生物にとっての情報はシグナルの動きなので、急に増えるか急に減るものです。動いているものだけが情報であるはずなのに、ネットがあらゆる情報をアーカイブしてしまっているから、止まっているものが情報だと思われるようになった。

・種の維持に必要な個体数(minimum viable population、MVP)は哺乳類では約3000個体とされている。

・7万年前のトバ火山の超巨大噴火による超寒冷化が過酷な「火山の冬」を引き起こし、それが知的集団を選抜する淘汰圧となって「認知革命」が起きたというのだ。

・小麦や米を主食にすることで、ヒトは肥満を手に入れた。

・ジャガイモとミルクを摂れば、栄養はほぼ満たされる。ジャガイモの作付面積広がるとともに人口も増えた。

・下級人種や劣等民族を皆殺しにするなどと言う人はいないが、人間の生物学的作用に関して深まる一方の知識を使って超人を生み出そうと考えている人は多い。

・近代社会が破綻する要因として、近代産業社会を支える不可欠な基盤であった「大衆(マス)」が突然不要になる、という実践面で大いに影響を与える現実な論点が示されている。

・かつては戦場や工場において、大量の兵士や労働者が求められ、彼らは「労働者階級」として政府や企業から必要とされた。

・情報化時代を迎えて、その多くはスキルを磨いた専門家とロボット、あるいは今後はAIで対処できることになり、多くのマスが不要になる。これをハラリは「無用階級(useless class)」の発生と言っている。



『サピエンス全史』をどう読むか

『サピエンス全史』をどう読むか

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/11/27
  • メディア: 単行本



nice!(0) 
共通テーマ:

『読書に学んだライフハック』 [☆☆]

・手取り足取りていねいに教える学校教育で育ち、自ら学ぶ力が育っていないのがいまの若手。だとしたら、彼らにいきなり「自分で考えろ」といっても無理な話。

・そもそも会社は社員を育てるためにあるわけではなく、社員を使って使命を遂行するためのもの。いまの若手は、そこを勘違いしている。

・お金はたんたんと合理的に扱うといい。

・自分の好きな人のことを悪くいわれたとき嫌な気持ちになるのは、好きな人が否定される嫌悪感ばかりでなく、「その人のことが好きな自分の価値観」をも否定されたような気になるから。

・自分は今、遅れている。だからって何か問題でもある? これくらいの図々しさがあっていいのだ。



読書に学んだライフハック――「仕事」「生活」「心」人生の質を高める25の習慣

読書に学んだライフハック――「仕事」「生活」「心」人生の質を高める25の習慣

  • 作者: 印南 敦史
  • 出版社/メーカー: サンガ
  • 発売日: 2020/07/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)






タグ:印南敦史
nice!(0) 
共通テーマ: